今シリーズは「マクール杯争奪第8回ナイトキング決定戦」。2017年では最後の4日制短期シリーズだ。予選はわずかに3日しかなく、1走の重みがいつも以上に増すだけに、慎重にかつ大胆に開幕ダッシュをしたいところだろう。

 シリーズをけん引するのは地元の強豪・仲口博崇。今年の優勝は5月の福岡一般戦1回のみと調子は良くないが、それでも当地実績はキラリと光る。この3年間だけでも6優出、3優勝。その中には昨年2月の東海地区選のGTVもあり、今回も持ち前の速攻劇を披露してくれるだろう。
 仲口に待ったをかけるのは高濱芳久新田泰章の広島コンビ。今年3優勝と安定した活躍を見せている高濱は蒲郡でも2月に優勝。また前回7月の一般戦でも優勝こそ逃したが、ファイナル1号艇を手にするなど、連続優出中で、当地相性もいい。若手でメキメキ力をつけてきている新田は10月上旬の大村周年でGT7節目の挑戦にして待望の初優出。記念戦線にもまれ、勝率は思うように伸ばしきれていないものの、培った経験は必ず生きてくるだろう。
 前期7点台の勝率を残し好調キープの田中豪も優勝候補の1人。7優出しながら優勝がゼロと勝ち切れていない面は気になるものの、コース不問で巧みなコーナーワークには定評がある。逆に勝負強さが光るのが岡田憲行。今年は3V。9月に江戸川、10月に浜名湖で優勝と上り調子なのは実に頼もしい。また末永由楽も9月以降、若松、三国、常滑と3連続優出するなど好調。新期からはA1復帰も見込めて、勢いに乗ってここに乗り込んでくる。
 遠征組では他に安定感ある杉山貴博や岡山のベテランである東健介竹上真司のいぶし銀コンビも出場。またお隣の三重支部からは黒崎竜也岡祐臣の実力者2人も名を連ねる。黒崎は前期6、8月に1本ずつFを切りF2とS事故に苦しんだが、長い休みも消化。期も変わって気持ちも新たに思い切ったレースを見せてくれるはずだ。
 地元勢に目を移せば仲口以外にもV戦線をにぎわしてくれそうな選手が多数いる。近況はエンジン抽選運の無さやペラに苦しんでB級に甘んじている後藤陽介だが、こと蒲郡に関しては勝負強さを発揮している。これまで当地では6優出、4優勝。最近は2011年、13年、15年と1年置きに美酒を味わっており、周期的には今年また勝機が到来する気もしている。
 また、丹下兄弟の兄・丹下健も期待できる1人。蒲郡ではこれまで4優出ながら優勝経験はまだないが、前期はキャリアハイの勝率をマークしており、着実に力はつけている。他にも7月の戸田でデビュー16年目にして悲願の初優勝を飾った黒柳浩孝、ベテランの鈴木貴司も存在感を示すだろう。
 加えて、今回注目したいのは沓名貴輝上田健太という121期の地元新人2人がデビューすること。特に上田は養成所トップのリーグ勝率7.41をマークした逸材。修了レースでは沢田尚也(滋賀)のまくりに屈し、1号艇で2着と惜敗してしまったが、リーグ戦での優勝を3回もしており、デビュー節から水神祭の期待が膨らむ。ぜひ、現地に足を運んで熱い声援を送ってもらいたい。