今節は4日間の短期決戦。SGクラスのビッグネームが不在なだけにV候補は十指に余るほどの混戦模様だ。

 シリーズをリードするのは倉谷和信福島勇樹。蒲郡巧者の2人だ。倉谷は当地4連続優出中と堅調。1月から適用されている今期勝率も前期の6.50から7.08まで大幅アップ。今節メンバー中、唯一の7点レーサーでもあり、ベテランの堅実さばきを随所に発揮してポイントをまとめてくる。
 蒲郡のファンに福島の顔はもうおなじみだろう。昨年は7、10、11月と後半戦だけで3節登場。毎回のようにシリーズリーダーを務めており、昨年は3節走って1着11回、2着6回、3着2回。20走して舟券を外したのは1走だけと「貢献度」は抜群だ。7月の当地優勝を機に復調急で、前期A2からA1に復帰。今期勝率6.87は倉谷に次ぎ2位で初日を予選ではなくドリーム戦から走れるのは大きなアドバンテージだ。現エンジンはこれが4回目となる。
 前記両者を追うのは藤岡俊介渡辺浩司里岡右貴ら。藤岡は昨年12月の芦屋でG1初優出(5着)と大健闘。昨年10月の当地一般戦では優出するも、台風で優勝戦が中止となる不運もあっただけに、その分も取り返したいところだ。一昨年の最多勝男・渡辺浩は昨年こそ目立った活躍はなかったが、勝負強さを発揮してV戦線に絡んできそうだ。今期A1返り咲きとなった里岡は昨年1月の当地でも優出(3着)しており、直近3節で2優出と大崩れは少ない。
 地元勢では佐藤大介渡辺真至のA1両者に期待は高まる。佐藤は昨年3月の周年記念では準優進出と奮闘したが、近況は当地一般戦で優出から遠ざかっているだけに、ここでリズムを変えて新年の弾みをつけたい。
 渡辺真は昨年、メンバー中最多となる11優出。ただし、ファイナルには数多く進むものの優勝0は寂しい数字だ(12月30日現在)。優勝戦の結果を見るとほぼ枠なりの着順が多い。
 他の地元勢では古川誠之西川新太郎がどこまで奮闘できるか。古川は昨年12月の7日間シリーズで低調機を立て直して優出(4着)と気迫を見せただけに当地連続優出で地元ファンに存在感をアピールしたいところだ。
 倉谷とともに近畿勢で当地巧者として知られるのが大平誉史明だ。蒲郡では直近5節で3優出と堅実。得意水面にしている。
 マスターズ世代のベテラン勢では森竜也長岡茂一らが熟練の技を発揮してチャンスをうかがう
 蒲郡のファンには元祖穴男として名高い野口勝弘は昨年の当大会でうれしいデビュー初V。思い出の舞台でもあり、今年も期するものはあるはずだ。アウトから強豪相手に果敢に攻め込んで、大穴を提供するシーンもありそうだ。
 ちなみに蒲郡で4日間開催は昨年6回行われており(1回は最終日の優勝戦が中止)、優勝戦の結果を見ると1号艇が3勝、3号艇が2勝(うち1回はイン発進)。5回のうち4回がイン逃げ決着で、予選道中が波乱含みで推移しても最後の結末が大荒れとなるケースは少ない。こんなデータも頭の片隅にはとどめておきたい。