今節は男女混合戦で開催される。ベテランから若手まで個性派がずらりと集結し、優勝争いは熾烈を極めそうだ。それだけに高配当のチャンスも十分。エンジンの見極めを含め、ファンの眼力が試されそうだ。

 シリーズリーダーには金子龍介を指名したい。出走回数不足でA2に甘んじているが、それ以前は3期連続で勝率は7点オーバー。安定感は頭ひとつ抜けている。今期の滑り出しは順調そのもの。昨年12月の若松はオール3連対、節間8勝をマークし、見事に優勝を手にした。当地は直近5節で2度の優勝を飾るなど、相性も抜群。百戦錬磨の巧みなハンドルさばきでファンを魅了する。
 上條暢嵩の走りも楽しみだ。ボートレース一家として早くから注目を集めていたが、4期連続でA1を確保。着実に地力を付けている。全国でわずか15人のトップルーキーにも選出されるなど、次世代のエース候補として日増しに存在感は高まっている。昨年11月の児島周年でフライング、その後も津で転覆、尼崎周年も途中帰郷とリズムはいまひとつだが、コンディションさえ万全なら有力なV候補の1人だ。
 当地巧者としては、柴田光にも期待がかかる。2016年5月に続く連覇を目指し、モチベーションは高い。前期は4優出、準Vが3回。惜しくも優勝には恵まれなかったが、エンジン出し、攻め幅も多彩で、いかなるシチュエーションになっても大崩れは考えられない。大いにV戦線を盛り上げてくれるはず。
 地元勢の意地の走りも必見だ。銘柄級は東海ダービーに参戦中で不在だが、永井源西川新太郎池田雄祐鋤柄貴俊ら好メンバーが顔をそろえた。
 永井はあと1歩でA1復帰を逃したが、ポテンシャルの高さは誰もが認めている。2016年7月以来の地元Vを目指し、シャープな攻めを披露する。西川は1月に続く連続での参戦。調整面でのアドバンテージは大きい。フライング過多にも悩まされてなかなか波に乗れないが、先月の唐津で幸先良く優出を果たすなど、近況のムードは上々だ。池田は昨年のお盆開催で見事に優勝を飾った。1号艇の岩瀬裕亮がフライングのアクシデントこそあったが、池田浩二らビックネームを相手の優勝は、大きな自信になったはず。今年の飛躍のためにも、大事なシリーズになりそうだ。
 山田豊も底力は間違いなくA1級。昨年12月の福岡、今年1月の徳山でV。年末、年始にかけての勢いは目を見張る。圧巻だったのは徳山の優勝戦。センターからトップスタートを踏み込んで、一気のまくりでねじ伏せた。インからの強さにも定評はあるが、豪快に攻めるレースこそが、まさに山田の真骨頂。ベテランの走りが蒲郡を熱くする。
 森定晃史郷原章平も虎視眈々とチャンスをうかがう。なかなかA1に定着できないが、スピード感溢れる仕掛けは魅力たっぷり。特に森定は昨年末の地元戦で堂々のV。当地は昨年3月の周年こそエンジン出しに苦しみ、大敗の連続だったが、2016年11月にはオール3連対の活躍で優勝を手にしている。周年のリベンジへ気合の攻めを繰り出す。
 竹井貴史佐藤隆太郎も今が伸び盛り。竹井は昨年7月の三国、佐藤は昨年12月の福岡でそれぞれ悲願のデビュー初Vを飾った。佐藤は上條同様にフレッシュルーキーに選ばれるなど、今後のブレイクは必至。まだまだレース運びに荒さは残るが、センスは十分。勢いに乗れば怖い存在だ。
 女子レーサーでは水口由紀香川素子の滋賀コンビが話題を集めそうだ。水口はご存じ2014年のレディースチャンピオンの覇者。先月の尼崎でも優勝を飾り、あらためて健在ぶりをアピールした。香川は女子戦での活躍がメインだけに単純な比較はできないが、参加メンバー最多の前期6優出をマークした。どこまで男子相手に奮闘できるのか。女子が頑張れば、シリーズは必ず盛り上がる。それぞれ熱い走りに期待したい。