絶対的なシリーズリーダーは不在だが、その反面、ベテランから若手まで粒ぞろいの実力者がずらりとそろった。次節にはいよいよG1オールジャパン竹島特別が控えている。ファンにとってもここでしっかり資金を稼ぎ、周年に勢いを付けたい。

 主役には地元戦に燃える杉山裕也を指名したい。当地で最後に優勝を手にしたのが、2008年3月の蒲郡大賞典。ここ4節は優勝戦進出を逃しているだけに、ゲンのいい大会をキッカケにして流れを変えたいところ。年齢的にも中堅に差しかかり、今年は愛知県のエース候補としてさらなる飛躍が期待される1人でもある。しっかり結果を残し、存在感をアピールする。
 地元勢は杉山以外にも新美恵一本多宏和野中一平ら多彩なラインアップ。新美は年齢を重ねてもスタート力、的確なハンドルワークは魅力たっぷり。2016年8月の戸田マスターズリーグ以来の優勝を目指し、高いモチベーションでシリーズに参戦する。
 本多にとって今回はリベンジの舞台でもある。記憶に新しい正月開催では1号艇で優出を決めたが、惜しくも3着で涙をのんだ。ペラ調整、エンジン出しに優れ、今節もトップ級に舟足を仕上げて優勝を狙う。当地のフレッシュルーキー・野中の持ち味は何と言ってもスタート力。今年になって蒲郡を走るのは早くも4節目。走り慣れたアドバンテージもフルに発揮し、豪快な仕掛けを繰り出す。
 川北浩貴も有力なV候補の一角だ。昨年12月のびわこマスターズリーグでは節間9勝の荒稼ぎ。圧倒的な強さで優勝を飾った。昨年は15優出、優勝4回、準V4回と、コンスタントに成績を積み重ねた。決して派手さはないが、SG、G1戦線で培った経験値の高さは大きな武器になるはず。優勝戦線を大いに盛り上げてくれそうだ。
 星栄爾の勢いが止まらない。2018年前期適用勝率は川北を上回る参加メンバーNO.1の6.86をたたき出した。当地は今年の正月開催で強力な地元勢としのぎを削り、価値ある準V。続くびわこで早くも今年初Vを手にし、先月の東海地区選ではうれしいG1初勝利をゲットするなど、着実に力と自信を付けている。
 福岡勢の活躍にも注目が集まりそうだ。古澤光紀は昨年12月の下関から3連続優出を果たすなど、今期も上々の滑り出し。若手の台頭が著しい九州地区にあって、古澤も切磋琢磨しながら成績を伸ばしている。先月の大村のフライングの影響が若干気掛かりだが、切れ味鋭いターンは必見だ。円熟の走りを見せる藤丸光一、若手レーサーでは三苫晃幸にも注目だ。
 岡田憲行も大崩れは考えられない。昨年9月に江戸川、10月に浜名湖で優勝をマーク。当地は昨年11月に出走し、エンジン出しに苦しみながらも、きっちりと優出を果たした。昨秋と比べるとやや勢いに陰りは見えるが、そつがない走りで優勝争いに加わるはずだ。4期ぶりにA1に復帰した三宅潤、A2ながらも底力十分の向所浩二川原正明の活躍も見逃せない。
 今期に入って優出ラッシュ。絶好調の中田元泰が台風の目になる可能性を秘めている。圧巻だったのが先月の四国地区選の走り。うれしいG1初優出を決めると、優勝戦は大外からブイ際を鋭く差して2着に食い込むなど、大いに見せ場を作った。大舞台での経験は今後への確かな糧になったはず。四国地区を引っ張る有望株として大ブレークの予感が漂う。
 攻撃力抜群の谷津幸宏も1月からA1に復帰を果たすなど、リズムは確実に復調ムード。昨年は4優出ながらも2Vと、抜群の勝負強さを発揮した有賀達也も勢いに乗ったら侮れない。木下陽介亀山雅幸らも虎視眈々とチャンスをうかがう。