4日間短期決戦の主役を務めるのは広島の西島義則だ。

 SG7V、GT16Vの実績は今節出場選手の中では断然。今年で56歳と大ベテランの域に入ったが、進入から闘志むき出しのレーススタイルは全盛時と何ら変わりはない。
 現勝率は6.25と落としているが、来期適用勝率は再び7点台に乗せており、メンバー中トップの数字をマークしている。
 当地前回戦となった昨年8月には9戦すべて1、2コース発進で準優を快勝。惜しくも優勝はならなかった(3着)が、進入から「緊張感」を与え続け、存在感を見せつけた。
 蒲郡は大舞台でも何かと縁がある水面だ。SG初出場を果たしたのが1987年3月の総理杯、SG初優出したのも1996年のMB記念となっている。2000年にグラチャン、オーシャンカップ、MB記念とSG3連続Vの偉業を成し遂げた直後の9月には当地でGTタイトルを獲得。当時の西島の神懸かり的な強さを覚えているオールドファンも多いはずだ。今節も妥協なきコース取りで常にレースのキーマンとして躍動する。
 西島を追うのは星野太郎山崎哲司中嶋健一郎らの東海勢だ。
 星野は今年1月には当地で11戦オール3着以内の戦績でV。コース不問の堅実さばきでポイントをまとめてくる。
 地元の山崎は何と言っても速攻力が最大の武器だ。2018年前期の平均スタートタイミングはコンマ12、2018年後期はコンマ11と切れ味は抜群。全選手の中でもスタート力上位の代表的な速攻派だ。走り慣れた地元水面とあって鋭発連打の強攻策に期待は高まる。
 今期A1復帰を果たした中嶋健一郎は、蒲郡は昨年9月のヤングダービー以来の参戦。当地はデビュー初優出を決めた好相性水面だ。
 ベテラン勢では烏野賢太小畑実成鈴木茂正浅見昌克らがしぶとさを発揮して優出戦線に絡んできそう。
 山崎に続く地元期待の「一発候補」は吉島祥之だ。昨年は当地に6回参戦してすべて予選突破と堅実ぶりは光っている。今節は得点率制で準優は行われないが、昨年は準優で4コースと6コースから勝ち切っており、ここ一番の勝負強さは見逃せない。予選最終日の勝負駆けの時は人気薄のダッシュ戦の時こそ積極的に狙ってみたい。
 4月末に2018年後期の級別審査が締め切られたばかり。現勝率である前期から大幅にアップした選手を列挙すれば西島(6.25→7.06)、中嶋健一郎(5.86→6.73)、小畑実成(5.69→6.32)、河野真也(5.73→6.31)。特に河野は2優出V2と健闘。通算V4のうち半分を4月までの半年間でマークしているように好調だ。
 4日間短期決戦は得点率制(準優は行わず、予選3日間の得点率上位6人が優出)で争われるため、1度の大敗が致命傷になることも多い。今年は4日制で2節争われており、優勝した2人(佐藤大介と渡邉和将)に共通項がある。予選6走のうち3着が1回あるものの、残りの5走はきっちりオール2連対でまとめてV戦絶好枠を獲得。優勝戦も機力上位者が1号艇から人気に応えてそのまま押し切るケースが多い。