SG「ボートレースメモリアル」に出場した柳沢一石渡鉄兵の2人が中心となる6日間シリーズだ。両者ともに10月の当地ダービー出場には勝率であと1歩及ばなかったが、年間を通してコンスタントに結果を残しており、主役として期待は高まる。
 蒲郡代表としてメモリアルに選出された柳沢は2月の常滑東海地区選手権、そして3月の当地周年記念でも準優勝。G1戦線でもV争いに加わるほど地元戦は堅調だ。
 G1レース4Vのうち、ひとつは2015年の当地周年記念で獲得したもの。蒲郡のG1タイトルホルダーとして地元の意地を見せつけ、シリーズを引っ張りたい。好調時はコース不問の鋭発連打からスリットで主導権を握り、角度良く割り差すシーンが多く見られる。
 石渡は今年前半戦を終えた段階で年間V5を達成。Vラッシュの原動力になっているのは「去年は5回優勝しても3月のクラシックに出られなかった。今年はV5で安心することなく、早めに優勝回数を積み重ねておきたい」との思いだ。
 当地前回戦は5月の初下ろしシリーズで抜群足を駆使して圧勝。早い段階で行き足〜伸びを中心としたパンチ力のある好みの仕上がりになればピンラッシュも十分ありそうだ。
 柳沢と石渡に続くV候補のA1級は一瀬明石橋道友だ。一瀬は昨年後半から好調を持続。今期は11年ぶりに7点オーバーのハイアベレージをマークしている。石橋も堅調。8月の大村では9戦オール2連対の戦績で今年2回目の優勝を飾っており、リズム上昇中。当地は大の得意水面で一般戦では2016年1月、2017年8月と2節連続優勝中だ。
 山室展弘清水敦揮桐本康臣立間充宏大橋純一郎明石正之らのA1勢もV戦線に加わってくる。
 山室の当地での走りは好不調がはっきりしており、1節ごとに優出と予選落ちを繰り返している。今年5月の前回戦は序盤から大敗を喫し、全くいいところがなかったが「順番」から言えば今回は優出の期待も高まる。立間は今期準優勝が続いていたが、8月の宮島ではオール3着以内で優勝とリズムは確実に上向いている。
 A2級では高濱芳久に注目。蒲郡ではエンジン抽選で引きの良さを発揮して好走することが多い。当地参戦歴も多く、4節前の昨年2月には優勝を飾っている。
 繁野谷圭介長野壮志郎の両者は現A2級だが、さばきは堅実で仕上がり次第では優出圏内に絡んでくる。
 若手では地元フレッシュルーキーの中村泰平を筆頭に松井洪弥豊田健士郎の三重コンビがどこまで大暴れするか見ものだ。
 中村は8月にも当地連続参戦しており、誰よりもエンジン相場と調整法を熟知しているのは強みだ。3月に当地でデビュー初優出。あれから半年が経過しただけに、初Vも強く意識して地元戦に臨んでいる。近況は4節のうち3回が蒲郡出走。このアドバンテージを生かさない手はない。
 三重の若手コンビはともにアウトからでも好勝負になる決め手がある。松井は3月の平和島で5コースからまくってV。豊田も夏場はルーキーシリーズで連続優出。8月の平和島の優勝戦では6コースから2着に食い込み、穴党ファンを喜ばせている。