2018年も早いもので残すところあと2カ月。霜月の第1弾は「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」が7日から5日間の日程で行われる。レーサーにとっては11月1日から新期がスタート。今節出場のメンバーにはまさに心機一転という選手も多いだろう。

 この展望は10月上旬に書いているが、期末まで約1カ月となった10月8日現在で今期の優勝実績があるのは44人中、わずかに3人。それだけに今シリーズは混戦ムードと言えそうだ。
 優勝候補の筆頭には地元のA1級・杉山正樹を推したい。優勝回数こそ、前期1回、今期もここまで1回と多くないが、コンスタントに7点台の勝率をマーク。コースを問わない、的確なハンドルワークで舟券に貢献している。当地では2006年のデビュー初Vをはじめ、過去3優勝と実績もあり、初日のドリーム戦から力強くけん引してもらいたい。
 今回は期待をこめてもう一人、地元選手に注目したい。佐藤博亮は前期開始早々にF2となり、我慢のレースを強いられたが、Fマークが消えた今期は本来の攻めのレースが戻っている。当地ではここまで5優出。そろそろ悲願の初優勝を見たいところだ。
 遠征組では飯山泰小畑実成らが有力候補。近年、SG戦線ではあまり見られなくなった飯山だが、ダッシュをきかせた豪快なまくりは健在。当地の17号機のような伸びに特徴のあるエンジンを手にすれば、ピンラッシュも期待できる。そして、小畑と言えば、今年5月の当地での活躍は記憶に新しい。準優勝戦のない4日制のレースで予選ラストの6号艇を見事に5コースまくりで1着。デビューから通算2,000勝という節目の勝利で逆転の予選トップをもぎ取り、そのまま約3年ぶりの優勝まで決めている。
 この2人以外にも直近3節で2優出と当地好相性の今井貴士も怖い存在。さらにスタート速い山田雄太泥谷一毅も当地V経験を持つ実力者。前期A1級に返り咲いた関口智久もこのところ平均スタートタイミングは段々速くなっており、攻めのスリットで魅了する。
 A2でも10月の徳山で今年初優勝して調子上向きの前野竜一後藤浩大久保信一郎ら経験豊かな選手は多い。また完全復調を感じる山口高志もB1級だからといって侮ることは禁物だ。
 迎え撃つ地元勢は先に挙げた2人以外にもV戦線を賑わす選手はいる。ベテラン鈴木幸夫は9月の常滑であわや完全Vという活躍(結果は優勝戦のみ2着)を見せた。6月の当地恒例企画レース・準優6R制で見事にベスト6入りした河合三弘もその勝負強さを今回も見せて欲しいところ。
 また、「吉田ブラザーズ」の弟・吉田裕平も着実に成長中。6月の当地一般戦でデビュー初優出(優勝戦は6着)すると7月の若松で2度目の優出。この時は6コースから2着に食い込み6万円台の高配当を提供した。さらなる飛躍を狙う2019年に弾みをつけるためにも初優勝を飾りたいところだ。