毎年恒例の年またぎレースは「中日スポーツ杯争奪 新春特別覇者決定戦」。今年は曜日の関係で大みそかに開幕し、1月6日(日)までの7日間ロング開催で行われる。
 今年はいつも以上に地元の精鋭たちがズラリ勢ぞろいした印象だが、それは1月下旬に当地のG1開設63周年記念を控えていることもあるのだろう。そして今シリーズをけん引するのは、池田浩二赤岩善生、2018年のグランプリ戦士である2人だ。
 昨年、5年ぶりにグランプリ出場を逃した池田は、今年終盤に猛烈な追い上げを見せ、賞金ランクベスト18入りした。そのラストスパートの着火点となったのはここ蒲郡でのSGダービー。予選を2位通過すると準優をきっちり逃げて優出(6着)。続く徳山G1周年記念、大村G2誕生祭と特別戦を3連続優出して、一気に賞金を加算してみせた。当地では一昨年から昨年にかけて7連続優出もあるが、現在も3連続優出中。抜群の安定感を誇るだけに、今回もドリーム戦1号艇から主役を張り続ける心づもりだろう。
 2018年の充実ぶりでは赤岩の方が上回る。1月末の若松一般戦で優勝すると、怒涛のVラッシュで当地のゴールデンウィーク戦までに早々と5優勝。その後も宮島周年記念、三国MB大賞とG1、G2まで制した。また、11月の芦屋チャレンジカップの準優では4号艇からピット離れで飛んで、あっと驚くイン取り。見事に逃げ切ってSG優出し、逆転で9年ぶりのグランプリ出場を決めた。その調整力、気迫の走りを地元ファンも楽しみに待っている。
 もちろん、2人以外にもV戦線を賑わす実力者はたくさんいる。スタート巧者・柳沢一の今年夏場の活躍は目を見張るものがあった。7月末から9月中旬までの9節間で実に8優出。その中にはSGメモリアルでの優出(5着)もあり、グランプリまであと一歩という活躍だった。そのメモリアルでSG初出場を果たした磯部誠も2018年は飛躍した一人。優勝も5回(12月11日現在)と量産したが、若手ながらペラ調整が巧みなのも強みだ。ドリーム組では他に仲口博崇杉山裕也が名を連ねる。仲口は2019年前期はA2級に降格(今節は2018年後期級別を適用)と思わぬ不振に陥ったが、その悔しさを晴らすべく、新春レースには気合も入る。またレース運びなど、ひと皮むけつつある杉山は記念戦線定着をかけた新シーズンへ、好スタートを切りたいところだ。
 他にも地元のA1戦士は頭脳的なコース取りも魅力な天野晶夫に、大谷直弘永井源、ペラ巧者の本多宏和と粒ぞろい。さらに若手でもスタート事故禍を乗り越えA1復帰した佐藤博亮、初のA1昇格を果たし、周年記念にも出場が決まった野中一平も活躍が期待される。
 加えて吉田隆義花田和明塩崎優司らのベテラン勢に、鈴木茂高平野和明服部達哉平見真彦といった中堅どころもエンジン次第では優勝戦に乗ってくる力は十分にある。
 これだけ地元勢がタレント豊富なだけにさすがに遠征陣は手薄だが、それでも三重支部の星野太郎浜野孝志、静岡支部の池田雄一ら実力者もいて、目が離せない熱い戦いが繰り広げられそうだ。