蒲郡ボート2月の第2弾は「日本モーターボート選手会会長杯争奪戦」。この時期は各地で地区選が行われることもあり、主力選手が手薄になりがちだが、今節はA1選手が8人出場。しかも、SGタイトル覇者が5人と、実績のある選手が多数出場して熱戦が期待できる。
 V戦線をリードするのは広島支部の2人だ。2013年の賞金王シリーズでSGウイナーに仲間入りした前本泰和は一昨年にグランプリにも初出場するなど、40歳を過ぎてから強さが増した。昨年もからつ周年記念、中国地区選とG1で2勝。2年連続のグランプリ出場は逃したが、安定した成績を残している。当地でも昨年G3を制すなど相性も抜群。今年も新春レースを早々に優勝するなど好調で、得意のスロー水域から舟券を安定供給してくれるだろう。
 山口剛も実力ではヒケを取らない。2010年のクラシックを制している山口は、昨年3月に通算1,000勝の節目の白星もマーク。SG戦線では出場自体がグラチャン、メモリアルのみと寂しい結果に終わったが、それでも新期に入ってからは好調。12月の三国周年を制し、通算8回目のG1優勝を果たした。当地ではまだ優勝経験がないだけに、今回優勝を果たして、コレクションに加えたい。
 近況の充実ぶりが際だっているのが明石正之だ。2018年前期に17期ぶりにA1級へ復帰した明石だが、そこから3期連続でA1級をキープ。しかも、勝率は6.22、6.42、6.68と右肩上がりで今期も滑り出しは上々だ。
 君島秀三も調子は上向き。ここ15期連続でA1級をキープと安定した成績もマークしているが、今期は自己最高の勝率7点超えも果たせそうな勢い。優出ラッシュで12月の尼崎では優勝もしている。思い切りのいい、センターからの攻撃に期待したい。明石、君島と同じ近畿勢では松井賢治もV候補に挙がる。3期ぶりにA1復帰した松井は、まだ当地で優勝こそ果たしてないが、密かに得意としている印象。19節走って8優出はかなりの確率で、昨年10月の一般戦で出足を強烈に仕上げてベスト6入りしたのも記憶に新しい。
 関東勢ではベテランながら3人のSG覇者が乗り込んでくる。野澤大二は昨年1度も優勝がなく、やや苦しんだ印象だが、それでも6.41の勝率でA1級をキープ。当地でも10月の一般戦で低調機に悩まされ、節間未勝利に終わったが、今回はその汚名返上に燃える。最近はA2級落ちも経験している西村勝は新年からA1級に再度復帰。持ち前のスタート力を発揮して、攻めのレースに撤する。また、現在はB1級ながら西田靖は変わらず積極的なコース取りからレースを盛り上げる。他にも遠征勢ではレース巧者の白水勝也、昨年地元のからつで1号艇からG1初優出するなど着実に力をつけている武富智亮堤昇原豊土ら実力者が数多く出場する。
 迎え撃つ地元勢はA1級こそ1人もいないが、スタート巧者の伊藤誠二を筆頭に、畔柳俊吾牧原崇らはV戦線に加わってくる力を持っている。また、123期のデビュー期ながら、昨年11月のデビュー戦(とこなめ)でいきなり3着。2節目の尼崎では節間4本の2着を奪うなど、非凡なセンスを見せつけている前田滉の走りにも注目しておきたい。