蒲郡のモーターとボートは5月3日に一斉更新。ここまでに3節が経過しているだけに、そろそろ素性の良し悪しが表れる頃だ。いち早く優秀機を見つけて舟券作戦に結び付けたい。

 「蒲郡あじさい特別」のタイトル通り、季節は梅雨時期に突入。モーターの回転が上がりづらくなるだけに、選手の調整手腕が問われそうだ。そんなシリーズで頼りになるのが地元・愛知勢。ルーキー(大澤誠也前田翔)の2名を含む総勢5名と数は多くないが、実力を兼ね備えた銘柄クラスが迎え撃つ。
 昨年の磯部誠は13優出5優勝と大躍進。6月のまるがめ周年ではG1初優出(3着)も果たし、8月はとこなめから推薦を受けメモリアル(まるがめ)にも出場した。これを皮切りに、当地のダービー、グランプリシリーズ(住之江)クラシック(戸田)とSGロードを歩んだ。残念ながら結果を残せなかったため、SG常連の証しとも呼べるグランドチャンピオン出場は叶わなかったが、大舞台の経験が今後の飛躍に繋がることは間違いない。今年に入って4月のとこなめ周年で2度目のG1優出。同月末の住之江では今年初Vを飾りエンジンが掛かってきた。また、5月10日現在でダービー勝率は75位。7月末の締め切りに向けてスパートをかける。
 デビュー16年目にして嬉しいSG初切符を掴んだのが河村了。しかもホームプールのとこなめで行われるオーシャンカップの権利をゲットしたことが何よりの自信になっている。振り返ると選考期間中にG1を11節斡旋され、6月のまるがめ周年では優出2着。これを励みに出場ポイントを積み重ねてたどり着いた。オープンコースから繰り広げるスピード戦が持ち味で、当地の直近ではゴールデンウイーク戦で5コースから優出2着をもぎ取った。今節も優勝候補の一人だ。
 ここ3期ほどA1から遠ざかっている伊藤誠二だが、通算55度の優勝歴が示すように息の長い活躍をしている。4月末のゴールデンウイーク戦はリズムが噛み合わず予選落ちをしただけにリベンジに燃えているだろう。
 遠征勢の筆頭は原田篤志。7月1日から適用される新勝率は7.21。今節の出場メンバーで唯一の7点台だ。SG出場こそ2017年3月のクラシック(児島)以来、遠ざかっているが、過去には2015年のダービー(浜名湖)では優出3着の実績も残している。今年で40歳になるが、ルックス同様にコース不問の俊敏ターンは若々しい。
 原田と同じ86期の大橋純一郎も正味のスピードはヒケを取らない。モーター出しの課題を克服すればV戦線に絡んで来るだろう。吉永則雄は3月の若松でオール2連対V。的確なさばきは健在だ。ここ一年で力を付けて来たのが乙藤智史。6年前に6.77を残し初のA1に昇格したが、その後はずっとA1ボーダーを超えられなかった。ところが、前々期に6.51、前期が6.69と初めてA1を継続することが出来た。今期は自己ベストにチャレンジする。
 他にも山本英志河野真也のA1戦士が参戦。7月からA2に降格するだけに、今期は返り咲きを目指して虎視たんたんだ。A2キープの三宅潤島田賢人は、勝率6点台と調子は悪くない。過去にはA1歴もあるだけに、モーター次第では侮れない存在だ。