女子のトップレーサーがずらりと集結。優勝争いは激しくなりそうだが、遠藤エミを本命視したい。昨年の大会はフライングのため無念の欠場。それだけに、今シリーズは燃えている。今年は1月の丸亀男女W優勝戦でV。3月のクラシックでも準優入りを決めるなど、随所に存在感は見せている。女子レベルではスピードの絶対値、旋回力は頭ひとつ抜けている。当地は直近5節で3優出V1と、相性も上々。豪快な走りでV争いをけん引する。

  小野生奈にもチャンスは十分。オールスター、グラチャンでは結果を残せなかったが、遠藤同様、SG戦線で培った経験が大きな武器になる。2019年後期適用勝率は参加メンバートップの7.74を稼いだ。女子レーサー相手に後れを取るわけにはいかない。
 寺田千恵の安定感が際立つ。前期は9優出V2。圧巻だったのは3月のレディースオールスターだ。初日こそ4着に終わったが、その後は尻上がりに調子を上げ、優勝戦もインからトップスタートを決め、危なげなく逃げ切った。大舞台での経験値は一枚上。多彩なハンドルワークは必見だ。岡山勢は田口節子守屋美穂も有力なV候補。特に守屋は3月の当地ヴィーナスシリーズを制すなど、相性の良さが目を引く。
 蒲郡巧者の長嶋万記も虎視眈々とチャンスを狙う。昨年10月のオールレディースは11走してオール2連対と、圧倒的な強さで優勝を飾った。当地は2016年9月のヴィーナスシリーズでもV実績があり、エンジン出しにも自信を持っている。今年は事故にも泣かされ、リズムはいまひとつ。流れを変える意味でも、重要なシリーズとなりそうだ。
 昨年のクイーンズクライマックス覇者・松本晶恵も軽視は禁物だ。4月の常滑男女W優勝戦、5月のびわこオールレディースで連続V。気温の上昇とともに、リズムも上向いている。派手さはないが、非凡なレースセンスの持ち主。大崩れは考えられない。
 注目度では大山千広が1歩リード。3月のレディースオールスターではファン投票1位、5月のオールスターでは4位。堂々のドリーム戦にも選ばれた。実力はもちろん、人気は女子No.1と言ってもいい。優勝すればレディースチャンピオンの最年少V記録を更新する。気合の走りから目が離せない。
 山川美由紀の底力も侮れない。史上最年長、最多4回目。昨年のレディースチャンピオンは、記録ずくめの優勝だった。昨年はレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスでも優出と、大いに健在ぶりをアピールした。近況はやや調子を崩しているが、勝負どころを知るベテランの走りは要チェックだ。
 地元勢は細川裕子大瀧明日香宇野弥生谷川里江水野望美の精鋭5選手が出場する。細川は昨年12月にうれしい蒲郡初Vを飾った。当地では出足を中心に確実にエンジンのポテンシャルを引き出してくる。切れ味鋭い走りでファンを魅了する。宇野は大敗も多いが、一撃の威力は魅力たっぷり。細川、宇野は昨年のレディースチャンピオンも堂々の優出。今回こそは優勝を狙う。底力を秘める谷川、レースセンスが光る大瀧、水野も地元のアドバンテージをフルに生かし、優勝争いを盛り上げる。
 高田ひかるも勢いに乗れば無類の強さを発揮する。日高逸子も昨年のクイーンズクライマックスで優出を果たすなど、力は全く衰えていない。勝負強い今井美亜中谷朋子はもちろん、海野ゆかり竹井奈美平高奈菜らV候補は枚挙にいとまがない。白熱バトルから目が離せない。