レース展望

 2017年のボートレース蒲郡は「GI競走3本立て」で皆様をお迎えいたします。3月25日から行われる61周年記念を皮切りに、9月はヤングダービー、11月はダイヤモンドカップが開催されます。
 いよいよ3月中旬にはクラシックが行われSGロードが開幕。本格的なマネーバトルが始まります。ボートレース蒲郡のGIシリーズ第1弾「オールジャパン竹島特別」に出場する52選手をアベレージ(勝率)順に紹介いたします。
 勝率はSG・GI戦に限定。集計期間は昨年の各地区選がスタートした2016年2月4日から今年の地区選が始まる前の2017年2月5日までです。近1年間における、記念ロードでの数値と向き合ってみましょう。なお、出走回数が30走未満の選手は、上位ランキングから除外させていただきました。
 1位は12優出4優勝の桐生順平。昨年はSGでの快音こそグランプリ優出5着のみでしたが、GIでは最も安定した航跡を描きました。
 鍛え抜かれた身体を生かした旋回能力はボート界トップレベル。加えてスタートやモーター出しなど成長が著しいです。当地は一般戦とは言え2優勝。スピードターンを生かせる絶好舞台です。

 僅かの差で2位菊地孝平。真夏のメモリアル(桐生)を筆頭にGI以上を4優勝。今年に入っても好調を継続しており、2月の浜名湖周年では同期の坪井康晴を差し切り2度目の地元周年を奪取しました。
 菊地は通算でSG5勝、GIを10勝していますが、1号艇の優勝は4回。残りの11勝はインコース以外での勲章です。しかも2〜6コースの全てから勝ち星を挙げています。差しの決まり手が最多の6本なのは少々意外ですが、予選道中はまくって脅威を与え、最後は差して仕留めるのが勝利の秘訣です。

 3位白井英治。GI以上は勝てませんでしたが、それでいてこの位置は立派です。白井に限ったことではありませんが、今年の山口勢は11月にチャレンジカップの大目標があります。もちろん、その先にはグランプリが控えているだけに、一節一節、一走一走の集中力は例年以上でしょう。
 蒲郡はデビュー1年8カ月で初Vを飾り、通算9優出5優勝。52周年のチャンプでSGでも2度の優出歴を残しています。

 4位は地元のエース池田浩二。昨年はケガもあり万全とは言えない状態でしたが、7優出をして宮島周年を制しました。
 池田はこれまでSG&GIを合計17勝していますが、1号艇での優勝は12回。菊地とは対照的な内容です。勝負どころを心得ており、準優や優勝戦での1号艇は鉄壁を誇ります。ドリーム戦は得意のインからウィリー逃げで波に乗りたいところです。

 5位篠崎仁志。昨年は初のグランプリ出場を果たし、トライアル2ndまで進出しました。また、当地グラチャンでは、篠崎元志とのSG兄弟対決が実現。ワン・ツーを決めて話題を提供しました。道中のコーナーワークは絶品で大崩れしない強みがあります。今年はヤングダービー出場のラストイヤーだけに、いいイメージを残して9月に再登場したいところでしょう。
順位 登番 選手名 支部 勝率
1 4444 桐生順平 埼玉 7.91
2 3960 菊地孝平 静岡 7.90
3 3897 白井英治 山口 7.69
4 3941 池田浩二 愛知 7.66
5 4477 篠崎仁志 福岡 7.43
【算出期間】
2016/2/4〜2017/2/5のSG・GI戦
※出走回数30回未満の選手は除外
 6位は静岡の御大・服部幸男。一般戦のあっせんが増えましたが、まだまだ記念戦線でも十分な成績を残しています。昨年12月の児島周年では、ポールポジションからイン押し切りV。通算21度目のGI優勝でした。蒲郡は2004年の東海地区選、09年のダイヤモンドカップでGI2優勝。13年にはGIIモーターボート大賞も勝っています。GII戦は今大会と同じ3月下旬に開催されただけに、風が一定しないこの時期でもスリット勝負から活路を見出します。

 7位重成一人。SGタイトルには届いていませんが、キレ鋭いスピードターンは魅力的です。これまでGIを6勝している実力者ですが、勝っているレース場が西日本(丸亀3勝、下関、若松、福岡)に偏っているのが気掛かりです。蒲郡は58周年、昨年のグラチャンで優出。相性は悪くないだけに、カベを破ることが出来るか!? 注目です。

 8位タイ平田忠則井口佳典平田は同期の白井と重成に続く3番目の登場になってしまいましたが、それだけ今シリーズの80期は層が厚いとも言えます。
 井口の昨年はGI6優出2優勝。戸田と住之江の周年を勝ちました。ただ、賞金や注目度の高いSGレースでの優出はゼロ。これがグランプリ獲りに影響を及ぼしたことでしょう。蒲郡は53周年を含む4優勝。周年は前回、前々回と連続優出中なだけに、自然と期待が高まります。

 10位松井繁。昨年はクラシック、オールスター、ダービー、グランプリでSG優出。トップゴールは果たせませんでしたが、随所に王者の存在感を魅せつけました。
 通算の獲得賞金額は35億円を超え、SGI2勝、GI54勝の金字塔ですが、何よりもすごいのは過去22年間で21度も年末の大一番に駒を進めていることです。
 念願のグランプリ4Vを叶えるためにも、貪欲に賞金を積み重ね夢舞台へ向かいます。
順位 登番 選手名 支部 勝率
6 3422 服部幸男 静岡 7.40
7 3908 重成一人 香川 7.36
8 3898 平田忠則 福岡 7.30
8 4024 井口佳典 三重 7.30
10 3415 松井 繁 大阪 7.28
【算出期間】
2016/2/4〜2017/2/5のSG・GI戦
※出走回数30回未満の選手は除外
 この位置の10戦士も記念ロードでは欠かせないメンバー達です。

 11位今垣光太郎は、昨年のクラシック(平和島)準優でF。一般戦回りを余儀なくされましたが、腐ることなく踏ん張りました。グランプリシリーズに間に合わせ、最後は優勝で締めました。今年に入っても地元の近畿地区選を制して好調をキープ。反撃態勢は整っています。

 12位タイには地元の原田幸哉赤岩善生が並びました。原田は年頭の下関周年をゲット。同期の瓜生正義が黄金のヘルメットを被ったことが大きな刺激になっています。獲るまで書かれることですが、まだ蒲郡ではGI以上のタイトルを手にしていません。ドリーム戦にもシードされただけに、強い地元意識で臨みます。
 赤岩は昨夏のメモリアルで蒲郡推薦を外されたことが発奮材料となり一念発起。前期勝率ナンバー・ワンに輝きました。当地は11年の東海地区選、57周年のGI2勝を含む通算20優勝。蒲郡での強さは格別です。

 14位魚谷智之15位寺田祥16位笠原亮が勝率7点台をキープ。魚谷がグラチャンでの雪辱戦に燃えれば、寺田も当地では握りマイで魅了します。ガマハラリョウの異名を持つ笠原はGI2勝を含む6優勝と地元選手以上の好実績を残します。

 7点は割ってしまいましたが、17位毒島誠18位山口剛19位山崎智也20位新田雄史も優勝候補です。
 特に山崎は当地グラチャンを豪快なカド一撃で圧勝。昨年のSG優勝戦で唯一の「まくり」を決めました。1マークの決定力は衰え知らずです。
順位 登番 選手名 支部 勝率
11 3388 今垣光太郎 福井 7.27
12 3779 原田幸哉 愛知 7.22
12 3946 赤岩善生 愛知 7.22
14 3780 魚谷智之 兵庫 7.13
15 3942 寺田 祥 山口 7.07
16 4019 笠原 亮 静岡 7.05
17 4238 毒島 誠 群馬 6.99
18 4205 山口 剛 広島 6.95
19 3622 山崎智也 群馬 6.94
20 4344 新田雄史 三重 6.89
【算出期間】
2016/2/4〜2017/2/5のSG・GI戦
※出走回数30回未満の選手は除外
 今シリーズは江戸川とのGI2場開催ですが、メンバーの層が厚いです。この中からもV戦線を賑やかす選手が必ずや出てくるでしょう。

 SGタイトルを持っているのが、平本真之太田和美前本泰和丸岡正典森高一真石田政吾長田頼宗大嶋一也の8名。

 愛知の若大将・平本はGI以上の通算成績は20優出5優勝。かなりの高確率です。モーターが仕上がった節は一気に頂点まで上り詰めるターン力を兼備しています。

 SG7冠の太田、当地は好相性の丸岡ら奈良勢も争覇圏内に突入することは必至です。また、ディフェンディングチャンプの柳沢一、前々回の須藤博倫も侮れない存在。両者ともにGI3優勝と勝ち味を知っています。

 この一年間でSG・GI戦を100走以上しているのが、深川真二吉田俊彦後藤翔之興津藍岩瀬裕亮徳増秀樹。それぞれに個性があり、舟券を買う上で欠かせない選手達です。特に岩瀬はホームプールで結果を残したい思いが強いでしょう。

 地元でアピールしたいのは岩瀬だけではありません。杉山裕也磯部誠佐藤大介河村了も愛知のA1代表として、一石を投じる覚悟です。

 いつGIを獲っても不思議ではない前田将太、昨年の最多勝利選手の渡辺浩司を始め、当地で優勝歴のある山本寛久石橋道友市橋卓士森定晃史らも軽視は禁物。蒲郡とは馴染みが薄くても山口裕二山田哲也上野真之介上條暢嵩小野達哉らも見せ場は作ってくれるでしょう。

 最後に出走回数不足で除外した河合佑樹ですが、少ないとは言え5番目のポジションは今後の可能性を秘めています。F3を経て這い上がって来ただけに、今年の特注選手かもしれません。
順位 登番 選手名 支部 勝率
21 4337 平本真之 愛知 6.87
22 3983 須藤博倫 埼玉 6.85
23 3557 太田和美 大阪 6.81
23 4074 柳沢 一 愛知 6.81
25 3573 前本泰和 広島 6.74
26 4042 丸岡正典 大阪 6.70
27 4504 前田将太 福岡 6.65
28 3623 深川真二 佐賀 6.62
29 4030 森高一真 香川 6.61
30 3874 山本寛久 岡山 6.51
31 4269 杉山裕也 愛知 6.47
32 3944 山口裕二 長崎 6.37
33 4055 吉田俊彦 兵庫 6.29
34 4256 渡辺浩司 福岡 6.25
35 4460 後藤翔之 東京 6.18
順位 登番 選手名 支部 勝率
36 3635 石田政吾 福井 6.08
37 4096 石橋道友 長崎 6.01
38 4052 興津 藍 徳島 5.99
38 4266 長田頼宗 東京 5.99
40 4604 岩瀬裕亮 愛知 5.90
41 3744 徳増秀樹 静岡 5.80
42 4063 市橋卓士 徳島 5.77
43 4586 磯部 誠 愛知 5.73
44 4297 山田哲也 東京 5.66
45 4503 上野真之介 佐賀 5.58
46 3010 大嶋一也 愛知 5.50
47 4719 上條暢嵩 大阪 5.24
48 4308 河村 了 愛知 5.23
49 4172 森定晃史 岡山 5.00
【算出期間】
2016/2/4〜2017/2/5のSG・GI戦
※出走回数30回未満の選手は除外


  
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