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オリジナル展示検証

 今や舟券予想に欠かせないアイテムなのが「オリジナル展示タイム」。年々、このタイムの重要性が高まっています。ファンの方々はもちろん、ピットでは選手も注目しています。
オリジナル展示タイムは、選手コメントの中にも登場し始め「タイムが出ていたからいい」とか
「色が付いていたから(1位や2位)いいと思う」などの声を聞きます。記者側もタイムを切り口に質問をするケースが増えています。
 気になる信ぴょう性について選手に伺うと「タイムが悪いからと言って出てないとは限らないけど、良かったら悪くはないハズ」と異口同音に見解を話しています。

 検証に入る前に、それぞれのタイムがどこからどこまでを測定しているのか!? ここから始めましょう。表1はタイム計測位置をしめしたものです。ひとつだけ注意をしていただきたいのは、「直線」について。タイム内では「直線」と表記されていますが、選手から発せられるコメントの「直線」はストレートのことです。もっと伸び寄りのことを言っているので、コメントを照らし合わす時には修正が必要です。
 タイム内の「直線部分」とは、「ターンの出口」や「ターン後の立ち上がり」のことです。

4コースが直線タイム1位の場合、信頼度アップ!

 それでは、今年の2月に行われた東海地区選手権と4月の65周年記念(GⅠ合計144レース)をベースに検証してみましょう。
 まずは直線タイム。バイアス(偏り)はフラットで、1号艇だからと言って1番いいとは限りません。むしろ、割り合いから判断をすると、インは6位が一番多かったです。1号艇の選手の直線タイムが1位だったのは19回(13.2%)、6位は31回(21.5%)でした。ただし、6位だと1着率が73.7%から48.4%までガクンと下がります。
 直線タイムが1位の時に数字を上げるのが4コース。蒲郡の年間コース別データと比較しても全てを上回ります。
1着率は18.4%(年間コース別データは10.7%)、2連対率が47.4%(31.4%)、3連対率は71.1%(53.5%)。
 このデータはGⅠでのもの。インコース以外の成績が落ちることを考えると、直線タイムが1位の時の4コースは信頼度がアップします。

1号艇の直線タイム

順位順位回数1着率
1位19回73.7%
6位31回48.4%

4コースデータ

1着率2連対率3連対率
直線タイム1位時18.4%47.4%71.1%
年間
(2019.11.1~2020.10.31)
10.7%31.4%53.5%
まわり足タイムで2~6コースが1位の場合は舟券に組み込もう!

 対照的にまわり足のバイアスは「なるべく内コース」です。引き波がより残っていく後続艇は、どうしてもタイムが劣ってしまいがちです。
 1号艇が1位になった回数が98回。2コース以降は順次回数が減っていきます。インコースのまわり足タイムが1位になりやすい環境なのに、他のコースが1位になったケースは価値があります。
 2~6コースが1位になった時の3連対率はハイスコア。舟券の中に組み込むことをオススメいたします。

1号艇のまわり足タイム

順位順位回数
1位98回
5コースで1周タイム1位の場合は3着を厚めに!

 1周タイムと展示タイムは、ほぼ同じ傾向です。どのコースでも1位になると、コース別成績を上回ります。この時点で既に買いのサインですが、特筆するなら4コースと5コースでしょうか。
 過去1年間のコース別成績と比較すると、4コースが1位の時の1着率は12.5%(コース別データは10.7%)、2連対率が50.0%(31.4%)、3連対率は75.0%(53.5%)でした。
 5コースが1位の時は傾向がハッキリしています。1着率はゼロ(コース別データは5.3%)、2連対率も9.1%(18.8%)でしたが、3連対率は50.0%(38.4%)まで上昇していました。
 この2つのデータから、4コースの1周タイムが1位だった時は、2着と3着を均等に買うことをオススメします。
 5コースの1周タイムが1位だった時は、3着付けを厚めに買い、2着を少し押さえておくのが有効的です。

4コースデータ

1着率2連対率3連対率
展示タイム1位時12.5%50.0%75.0%
年間
(2019.11.1~2020.10.31)
10.7%31.4%53.5%

5コースデータ

1着率2連対率3連対率
展示タイム1位時0.0%9.1%50.0%
年間
(2019.11.1~2020.10.31)
5.3%18.8%38.4%