• 前回の座談会はヤングダービー開催前の8月31日に行われました。え〜っと、今日が10月19日、日本財団会長杯3日目の午前11時です。ヤングダービーを経て、エースクラスのモーターに変化はありましたか?
  • それぞれに特徴がありますよね。60号機については、直線は絶対にいいです。ただ、ターン回りの不安感は拭えません。いろいろな選手が出足を付けようとしたけど、結局、付きませんからね。
  • 伸びに特化してますもんね。
    ※60号機は同日第4レースで川合理司選手が転覆。ギヤケースを交換。
  • それを考えると、最終的にいい成績を残すのは18や20号機の方でしょう。
  • 18号機はヤングダービーで中田竜太選手が優勝出足を中心にレース足が上々です。
  • 僕は出足だけでなく、中間速から伸びにも繋がっていると思いますよ。
  • 伸びで上がいても、こらえて出足勝負っていうのがいい方向へ出ていますね。
  • 20号機はどうでしょう!?
  • ヤングダービー後のJLC杯で上村慎太郎選手が「グリップ感が5重◎」とコメント。こんな表現は過去に聞いたことがありません。それぐらいターン回りが良かったですね。
  • ただ、20号機はターン回りよりストレート系に特徴がありましたよね。今節の乙津康志選手も伸び中心の仕上がりです。
  • 気象条件や温水パイプが付いて回転域が微妙にズレたんじゃないですかね。
  • いずれにしても、航走タイムがナンバー・ワンだったし、好素性機なのは間違いないです。
  • では、分かりやすく整理すると、18号機出足型60号機伸び型、そして20号機バランス型ですかね。
  • そうですね。
  • 今回はその次のクラスにスポットライトを当ててみましょう。
  • 元々、スリートップ以外にも上の下や中の上クラスのモーターでも、バチッと合えばヒケは取りませんからね。
  • では、ドラフト会議風にそれぞれが好きなモーターを取り上げましょうか。
  • たくさんありますよ。
  • ええ、キリがないと思います。
  • では、正子さんからいきましょう。
  • 私は57号機です。ヤングダービーで片橋(幸貴)君が優出していますが、振り返れば初下ろし(杉山正樹)から悪くないですからね。それに、JLC杯での蜷川哲平ちゃんもレース向きの仕上がりでした。
  • 片橋選手の前に乗った原加央理選手もいいアシしてましたもんね。
  • モーター台帳を見ても軒並み「上位」か「上の下」。僕の評価もいいのばかりです。
  • 高橋さんの1巡目は?
  • 58号機です。澤大介選手が乗って伸びていたモーターで、今節は後藤浩さんが新ペラに交換したけど、いい感じで動いています。
  • 当初から伸びが良かったですよね!?
  • ええ、初下ろしで横家翔一選手がガン止め(プロペラに負荷をかけて伸びを求める)をして、伸びました。あれはモーターにパワーがある証拠だし、特に冬場になって出そうだなって思っていたんです。これからの季節は特に注目したいです。太田さんは!?
  • 僕は45号機が好きですね。
  • 好きなんですね。
  • はい。目に見えて伸びて行くモーターよりも、競ってしぶといとかゾーンが広くてコンディションに左右されづらい方が好きです。
  • 18号機はレース足がいいモーターですよね。
  • 初下ろしの平見(真彦)君から良かったですもんね。
  • 7月の野間大樹選手から急激に上昇して、次に乗った池田雄祐選手がお盆レースを勝ちました。
  • イメージとしては、18号機の小型版ですかね。
  • それでは、2巡目です。
  • 64号機ですね。ちょっと目立たなかった時期もありましたが、ここに来て息を吹き返して来たかなと。当初からエース候補として呼び声が高かったですしね。
  • 9月に宮本紀美選手が乗った時に新ペラ交換だったのですが、この時のジャッジが「完全復活」。今節の吉田裕平選手も成績は取れていないけど(3日目以降は活躍)、試運転や展示の見え方はいいですよ。
  • 高橋さんの2巡目は?
  • 72号機です。これは確実にターン回りが仕上がります。ヤングダービーの山田祐也選手もすごく良かったです。
  • 最終日に本人とも話したんですけど、「とにかくエンジンはいい。それだけに歯がゆいです。調整力、レース内容とも」と。
  • 乗り手で勝率が落ちているモーターだと思います。太田さんの2巡目は?
  • やっぱり21号機は挙げておかないといけないでしょう。
  • (うん、うん)
  • 2連対率が低くてヤングダービーでは使われませんでしたが、毎節、確実に上位クラスに仕上がります
  • 浦田(晃嗣)君の優出でちょっと数字がアップしたけどね。
  • 今節の前検日時点で2連対率は53位。今節の岩永節也選手に期待です。
  • その岩永選手も回ってからの押しがすごい。整備士さんとも話したんだけど、「この21号機はダイヤモンドカップに出したら獲るよ」って。それぐらいのポテンシャルは秘めているし、優勝するのを見てみたいのが本音。
  • B級ばかりが乗ってゴンロクを取らないでしょ!? これは本当に出して欲しいモーターです。
  • 数字には表れない部分ですが、レースを見ていて存在感がありますね。
  • 3巡目は…といきたいところですが、時間の都合でこの辺で終わりにしましょう。最後に10月17日から付いた「温水パイプ」について触れておきましょう。正子さん、温水パイプが付くとどんな感じになるのですか。
  • 簡単に言うと、モーターのパワーがダウンします。また、凍結防止のためなので、キャブレターの交換で良くなったり悪くなったりしますね。
  • まだ今節は2日間しか終わっていませんけど、今回は温水パイプによる相場の変動は少なそうです。
  • そうですね。これからかもしれませんけど、今のところ影響はなさそうです。
  • 選手の方にいきましょう。あっせんメンバーを見ていかがですか!?
  • 羽野(直也)君
  • 早っ。話題の新星ですね。
  • 10月2日からのJLC杯で打越晶選手が来ていたんですけど、福岡の若手選手について話したんです。その時に「今年は仲谷颯仁がブレークし始めたし今年は仲谷元年だ」って呼んでました。「ただ、デビュー当時からのセンスに関しては羽野の方が上。ハンドルの入れ方とかがすごい」とも言ってました。
  • その直後(10月7日)に大村のG1を獲りましたね
  • ええ、「瓜生(正義)を超えるとまでは言えないけど、SGは獲りますよ」とも言っていたし、それぐらいモノが違うんだと思います。
  • まだ22歳かぁ、かわいい顔をしてスゴイですよね。
  • ドリームメンバーはどうでしょうか。今後を見据えて少しでも賞金を積み重ねておきたいのが本音でしょう。
  • その中でも一番なのが池田浩二選手。ダービーの成績次第でしょうけど、ここのG1も大切になってくるはずです。
  • 夏場はどん底でしたが、フライング休みを経て常滑で優勝。津周年もエンジンは仕上げていました。
  • ここに来て、調整面は上向いていると思います。グランプリに名前がないのは寂しいですからね。
  • ぜひとも乗って欲しい。
  • グランプリ戦線はもちろん、(来春の)クラシックの権利も欲しいでしょうから、ここは優勝に照準を合わせてくるでしょうね。
  • 確か、蒲郡で連続優出中ですよね!?
  • はい。7連続です。ちなみに、地元勢は10名が参戦。ベテランから若手まで幅広い年齢層が迎え撃ちます。
  • 大嶋(一也)さん進入で確実に動いて来るし、他の選手もイヤだと思いますよ。常に存在感があります。
  • 今期も終わりに近づきましたが、愛知では池田浩二選手に次ぐ2位のアベレージ。10月の丸亀でも優勝をしましたし、還暦が近づいてもまだまだ元気です。
  • 僕は若手に注目です。特に佐藤博亮選手は、ヤングダービーでも凡モーターを立て直して意地を見せました。スタートに関しては裏切りません
  • いずれにしても、地元10戦士は、気合十分でしょうね。
  • では、遠征メンバーはどうでしょうか。僕は10月の津周年で約8年振りのGTVを飾った魚谷智之選手に注目です。
  • 津に2日間ほど取材へ行きましたが、その時に感じたのは、いい時の魚ちゃんの表情だなって思いました。ハイレベルなレースを勝って得点率トップを死守。価値のある優勝だったと思います。
  • 昨年もグランプリに出場しましたけど、勝ってグランプリへ行けたら、また今後が違って来ると思います。それに、蒲郡はSGV歴もあり、レーススタイルが合っていると思います。
  • ガマと言えば(笠原)亮ちゃんでしょう。常に「浜名湖よりエンジンが出る」って言ってます。
  • ガマでは欠かせない存在です。
  • エンジン出しもそうですが、蒲郡の方がスピードの絶対値が成績に表れやすいんだと思います。
  • それは水でしょう。浜名湖は水質が軟らかいので、乗りやすさがあるんですけど、みんなが乗りやすくなりますからね。
  • 以前、展示解説でも説明したことがあるんですけど、蒲郡は出口水面なんです。だから入口を重視した調整をする選手は活躍しません。コメントで「乗り味、乗り味」って言っている選手は、疑ってかかった方がいいかもしれませんね。
  • エンジンって、乗りづらいぐらいの方が出るんですよ。パワーがある証拠なんだと思います。
  • アシ重視をする選手で注目なのが前本泰和選手。行き足やピット離れが良くて、多少乗りづらくてもレバーワークで乗りこなしてしまいます。
  • 通算101優勝で全国24場制覇もしているだけに、蒲郡が特別ではないでしょうが、いつ来てもモーターを出しますよね。あと、蒲郡と言えば丸岡正典選手ドル箱にしています。
  • 丸ちゃんはピンを並べるタイプではないけど、最終的には準優を突破して来ますもんね。
  • 現行モーターになった5月以降で優勝しているのが、前出の前本選手毒島誠選手山口達也選手、そしてヤングダービーの中田竜太選手です。山口選手は優勝から3年も遠ざかっていましたけど、蒲郡を皮切りに3連続V。勢いを加速させて戻って来ます。
  • 彼のように実績があって、ちょっとスランプに入った場合、いろいろと考えてしまって迷路に入ってしまうんでしょうね。それは、さっきの魚谷選手もそうだったと思います。
  • 優勝って、そのシリーズでたった一人。簡単に出来るものではないですよね。
  • 麻雀なんて、4人なのになかなか勝つのが難しいですからね(笑)。
  • 最後に舟券目線で狙いたい選手を挙げてください。
  • 基本は亮ちゃんですけど、若手では下條(雄太郎)選手ですね。特に黄色(5号艇)の時に積極的に狙いですね。
  • 僕はグリーンの時に2〜3着で買いたいです。どっちにしても、ブラジルカラーの時は要注意ですね。
  • 実況目線で言うのなら、田村隆信選手の出るレースはワクワクします。進入から注目ですし、外枠の時は中途半端な進入をしません。実況のしがいがある選手です。
  • まだまだ、語り足りないとは思いますが、そろそろ時間なのでここでお開きにします。
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