〜 携帯やメールが連絡手段の主流となった現代、手紙は特別な存在になりつつあります。 じっくり気持ちを伝えたい時、通信できない場合、かしこまった状況下…。手紙を出す必然性は低くなりました。 現代人は、これからどのくらいの手紙を手にするのでしょうか 〜
齢25歳の杉山正樹選手は、1年あまりの間に400通近い手紙のやり取りをした経験をもつ稀な存在。心の交流の大切さを知っています。 「本栖に入る前から付き合っていた彼女が、毎日手紙をくれました。僕の方は、一週間に一回返す程度…」と研修所時代を振り返りました。 「毎日書くことがあるのかと不思議に思うでしょうが、日常の出来事などが記してありました。最後の方はどうでもいいようなことがたくさんありましたがね」。そう言いつつも、まんざらでもなさそうな笑顔。相思相愛ぶりにこちらも明るい気分になりました。 「選手になってから結婚しましたが、彼女が僕の意識を変えてくれました。もし結婚していなかったら、今もB級だったと思います」。デビュー4年目にA2昇格。現在2期連続でA1をはっている背景には深い愛情。3ヶ月あまりのかわいいお子さんも励みになっていることは言うまでもありません。 そんな杉山選手の特長は自在なハンドルワーク。展開に応じた柔軟な対応が光ります。 「小学校から高校までサッカーをやっていたんですが、ゲームとレースは似ているような気がします。味方や敵がどう動いているのか感じながらプレーするのがサッカーならば、相手の走り方を把握して戦うのが競艇。上から全体を眺める感覚、つまり俯瞰するイメージが大切ではないでしょうか…」。スタンドから観戦する視点を頭の中に描きながら走るというのです。フォワードとして厳しい競り合いの中に身を置いていた体験がプロの世界で生きています。 実戦にあたっては想定コース毎に3種類くらいの展開を想像するそうですが、「進入がすっきりイメージできない時はパターンが多くなりすぎる嫌いがあります」と自己分析。「1マークの展開ばかり考えているので、スタートに集中できないのかなあ…」とも。自分の課題やテーマが明確になっているのは頼もしいかぎり。成長は無限大です。 「いろいろ経験し、エンジンの仕上がり具合によって乗り方を変えなくてはいけないということも知りました。出足のない時にウイリーモンキーをやってもダメ。ボートが浮き上がってしまいます。前に押す力のあるときこそ意味があるんですよ」。若者らしいまっすぐな視線がまぶしく感じられます。 「周りに真面目な人が多いので勉強になります」と言う周囲には、新美進司選手をはじめいい先輩がたくさん。「自然と影響されているのかもしれませんね」と感謝の気持ちを口にしました。 「サッカーでいうと、力強くシュートにいく長谷川健太さん(現・清水エスパルス監督)のような選手が好き」という杉山選手。記念戦線での強烈なファンタジスタゴールを期待したいものです。
- このコラムは不定期発行です -
●2月27日(月) 第9回目 「西川 新太郎選手」 ●12月26日(月)第8回目 「池田 浩二選手」 ●10月25日(火)第7回目 「佐藤 大介選手」 ●9月14日(水) 第6回目 「川邉 加奈子選手」 ●8月9日(火) 第5回目 「仲口 博崇選手」 ●7月8日(金) 第4回目 「杉山 正樹選手」 ●6月6日(火) 第3回目 「花田 和明選手」 ●5月10日(火) 第2回目 「柳沢 一選手」 ●4月27日(水) 第1回目 荻野アナウンサーのご紹介
●最新の記事を読む
名 前:荻 野 滋夫(おぎのしげお) 生年月日:昭和35年(1960年)5月1日 〔現在44歳〕
★MCとしてスポーツ実況を中心に活動中
【 競 艇 】 ・蒲郡競艇をはじめ各競艇場 (選手紹介や表彰式・トークショー等) ・日本レジャーチャンネル (特別競走中継MC・勝利者インタビュー) ・オンエア各局=テレビ・ラジオ (中継MC・インタビュー他)