人生には辛抱が必要。『石の上にも三年』と言いますが、今回はデビュー丸3年を迎える期待の女子レーサー『川邉加奈子選手』を特集します。 |
●スポーツシーズン到来!
『食欲の秋』・『文化の秋』到来です。ファンの皆さんにとってもレース観戦がしやすい時節。競艇を楽しむにはもってこいです。
また秋はスポーツシーズンでもあります。10月には国民体育大会秋季大会が開幕。
今回の会場は岡山県。戦後の復興と体躯の向上を目的としたこの大会も60回を数えます。
愛知県は、陸上・バスケット・ハンドボール・軟式野球等の強豪県として知れわたっていますが、忘れてはならないのがソフトボール。戦後直後、他の地域にさきがけてソフトボールを定着させたのが愛知県なのです。
トヨタ自動車のソフトボールチーム創立は昭和23年と敗戦3年後。豊田自動織機は昭和27年です。その他紡績系企業等が林立して競い合ってきました。愛知は日本ソフトボール界の育ての親のような存在です。
そうした歴史もあり学生間でもソフトボールが盛ん。県下高校生は男子も女子も活躍しています。野球に比べ地味な印象ですが、厳しい練習と向き合って青春をソフトボールにぶつける姿には神々しさがあります。
●高い目標に立ち向かう川邉選手
今回ピックアップする川邉加奈子選手もそんな若者のひとり。小学生の頃はマンガや絵画を楽しむ少女でしたが、中学時代にソフトボールを始めその魅力にのめり込んだようです。
中学を卒業すると名門・愛知淑徳高校に進学。かの日本代表投手渡辺伴子さんを輩出したチームで心身を鍛えました。
トレーニングの厳しさは有名で本栖や大和に勝るとも劣りません。季節を問わず真っ黒に日焼けしどろんこになりながらボールを追っていたのです。
「ポジションはレフト。1番から9番まで全部やりました」と話す川邉選手は元々左利き。ソフトボールでは重宝がられるレフティながら、「スラップという、走りながらバットを出す打法をあまりしなかったのでよく叱られました」と語りました。「ブンブン振らないと気がすまなかったんです」という話しは、『握って旋回するレーススタイル』とダブります。
「結果を考えすぎるとうまくいかないのはソフトボールもレースも一緒ですね。転覆を恐れたり、負けを怖がっていると中途半端になってしまいます」。アニメ・モンキーターンに魅了されて大和に入り、デビュー丸3年を迎えようとしている今、川邉選手は自らの原点に立ち返ろうとしています。
高校3年生の時、全国トップクラスといわれたライバル校を下してインターハイに出場。国体メンバーにも招集された川邉選手。
高い目標に立ち向かう心構えは出来ています。
「バットを思い切り振って長打を狙うのもそうですが、大きいことが好きです。目標は女子王座!」とハッキリと口にしました。
「でも、まだ出来ないことが多いんです。例えば、整備は見よう見真似の状態。エンジンのどこが良くてどこが悪いのか把握する感覚を磨きたいです」と課題を示しました。
さらに、「一つのことに集中すると他のことが分からなくなってしまうので、臨機応変に対応できる応用力を身につけたいです」と解説する一方、「ちぐはぐにならないよう目の前のことに集中して丁寧にやることも大切なのかな…」と若干の迷いも。
若さは羨望に価しますが、悩みや苦しみが伴うのも事実。しかし、経験とともに落ち着きとレースの安定度が増し成績がアップすることを信じます。真面目な性格ゆえ、課題を重く受け止めすぎ損をすることもありそうですが、必ずや大きな転換期が訪れることでしょう。
「一番乗っているレース場です。訓練にしょっちゅう通っていますからね。それにエンジン運もいいんです」と蒲郡競艇場について語ってくれた川邉選手。変わらぬ練習熱心さが花開き、大きなホームランをかっ飛ばすシーンを見たいものです。
皆さん一緒に応援しましょう!
|