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今回は、唐津新鋭王座決定戦でGT初陣を飾った西川新太郎選手を特集します。
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●山椒は小粒でもぴりりと辛い!
身長156センチ・・・。近年、選手の大型化が進んでいる競艇界にあって『山椒は小粒でもぴりりと辛い!』を地でいっているのが84期生の西川新太郎選手。この1月、デビュー6年9ヶ月目にして大舞台を初体験しました。SGウイナーの笠原亮選手や記念常連の中村有裕選手などが同期。この流れに続く活躍が期待されます。
小学生の頃から野球に打ち込んでいたという西川選手。高校時代は春日丘高校の硬式野球部に在籍していました。野球王国・愛知の上位にランクされる名門校は、夏の県大会で常にベスト8付近に顔を出す強豪です。
総勢80名という激しい部内競争を経て、外野手として背番号13を獲得したのが3年生の夏。小柄ながらチームになくてはならない存在となりました。
その秘密は、徹底した自己分析と研鑽にありました。俊敏さと器用さ、そしてパワーで負けない身体を作ろうと考えたのです。
それは、『小さい者は非力』という固定観念の払拭を意味していました。
まずは誰にも負けないパワーをつけようと筋トレに挑戦。
なんと、「ベンチプレスは100キロまでいけました!」というのです。
日頃から鍛錬している大人でも100キロはなかなか歯が立たないもの。運動部に入っている高校生の場合、35キロから50キロがせいぜい。選手としての土台である身体作りをどれだけ大切に考えていたかが分かります。
さらに俊足も武器でした。「50メートル走は6秒2〜3くらいでしたね」。俗に言う『うるさいランナー』だったのです。
バッテリーにとって面倒な存在は、チームにとっては貴重な戦力であることは言うまでもありません。そして、小技のバント・・・。
レギュラーにはなれなかったものの、「やれば出来る」という雰囲気がチーム内で醸成されたことは容易に想像できます。
●A級になりたい!
そんな筋金入りの努力家がGTに参戦してみて感じたこと。それは「自分は努力不足・・・」。厳しい言葉が返ってきました。
「新鋭王座と東海ダービーに参加してみて、記念選手がいかにレースやエンジンのことを集中して考えているか肌で感じました。出ていないエンジンを出すために、最後まであきらめない姿を目の当たりにしたのは良かったです」と明かしてくれました。
さらに、「新鋭王座の時、同期の笠原・中村両選手と宿舎が同室だったんですが、二人とも柔軟体操をしたりエンジンの話をしたり競艇のことばかりなんです。自分に欠けている部分を知らされました」。
ことわざ『人の振り見て我が振り直せ』の逆バージョンです。
「A級になりたい!という一心で走ってきました。記念に出ることが目標でしたが、そんなことではこれから通用しないということも知りました。目標や方法論があいまいだったんですね。今は自分に足りないものも分かりますし、何をしていけばいいのか考えられるようになりました」とは頼もしい限り。そして「課題はスタート力とエンジン出しです」と明言した西川選手。「正直なところ、レースはあまり巧くない方だと思うんです。そんな自分が勝つためには、いいスタートを切る力とエンジンを出すノウハウが必要だと思います」と分析。高校時代のように、方向性が定まればあとはそれに向かって突き進むだけ。信念の強さはピカ一です。
新鋭戦を卒業した今年。「ゼロからの出直しです。デビュー当時のように試運転・ぺら・試運転・ペラといった練習もしたいです」と語った西川新太郎選手。ニュー新太郎の活躍を一緒に見守りましょう!
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