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今回は、2006年度の「蒲郡・地区スター」となった宇佐見淳選手を特集します。
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●将来を嘱望されるスター候補生
「おはようございます!」
蒲郡のピット内に大きな声が響き渡ります。誰に対しても変わらぬ姿勢で挨拶をしてまわる若者は爽やか。初々しさは美徳です。
その名は宇佐見淳(25歳)。登録番号4118番、88期生です。
このほど2006年度の蒲郡・地区スター選手、別名スター候補生に選出されました。
地元関係者の推薦を基に全国モーターボート競走会連合会が対象選手を決定するこの制度は、将来を嘱望される若手にエールをおくる趣旨で制定されました。これを機に飛躍してもらいたいという願いが込められています。地元斡旋を増やす規定もあるため、蒲郡での競走がこれから俄然多くなります。
戦国時代の設楽原決戦場・馬防柵で有名な新城市出身で、登録満5年。いよいよ名乗りの時がやってきました。
「父の影響(競輪選手)で、学生時代から公営競技には関心がありました」
という宇佐見選手。地元の工業高校卒業後は、建設関係の仕事をしながら機会をうかがい、4回目の試験で合格。「自分が関係した建物や物件を見ると懐かしく感じますね」とはにかみます。
現在は厳しい勝負の世界に身を投じていますが、充実した日々を送っているようです。
「この道に進んで良かったです。人生勉強もさせてもらっています」と真面目な表情。師匠は仕事に対してはシビアで、一方面倒見の良さに定評のある鈴木幸夫選手。グループのペラ小屋には頻繁に出入りしているそうです。
「小屋は鈴木さんの自宅にあるんですが、いつ行ってもいいことになっているんです。僕らのために開放してくれているんですよ。公私ともに本当にお世話になっています」と感謝の気持ちを口にしました。
●あくなき挑戦を続けるヤングスター
気兼ねなくペラ研究に取り組める環境もあってか、その探求心は旺盛。「僕は毎節新ペラを持参しています」と言います。
現在、レース場に持ち込めるプロペラは3枚まで。かつての5枚当時と比べると選択肢が少なくなった分、ようすの分からない新ペラの持ち込みはリスク大。しかし、「モノは考えようです。新ペラが駄目だったら、思いっきり叩けるじゃないですか。実績のあるペラはそうはいきませんから…」という話し。でも、怖さもあるのではないかと問うと追加解説がありました。
「いつも、こうしたらどうだろうという仮説みたいなものをもってペラ作りをしています。うまくいった時は、新しい基準や考え方が手に入りますからそれは大きな財産です。しかし合わない時もあるわけで、そんな時は極端なくらいペラを叩いてしまいます。あえて実験をするんです。こういうふうにするとこんな傾向になるとか、今までやったことのない方向性で試行してみるんです。そうすると、良きにつけ悪しきにつけノウハウが蓄積しますよね。それが次につながるんじゃないかと…そういう考えです」
いい時は成果を喜び、悪い時でもただでは起きない心意気は立派。納得してしまいました。
レースはセンター戦で力を発揮している印象。さばく2コースよりも攻めることのできるセンター・アウトに活路を見出しているようにも感じられます。若武者らしい元気いっぱいの戦いを期待したいもの。
地区スターについて聞くと、「選考会の前にフライングをしていまいましたが、選出していただきとても嬉しいです。ありがとうございます。スタートはしっかり踏み込み、展開を自分で作るよう心掛けていきます。皆さんのご期待に応えられるよう頑張ります!」と決意を語ってくれました。あくなき挑戦を続けるヤングスター・宇佐見淳選手を皆さん一緒に応援しましょう!!
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