大岳:辻選手にとってこの一年は充実した年だったと思いますが・・。
辻:そうですね。競艇選手になって一番いい年でしたね。オーシャンカップで優勝して、賞金王決定戦が狙える位置につけて気合をいれなおして後半も頑張ることが出来たと思います。
大岳:辻選手はナイターレースでの相性がいいですね。
辻:そうですね。もともと朝が苦手なんですよ。5時から男なんで。
(笑い)通常のレースだといろんなことを試そうとしても、結局バタバタして時間がないなんてこともありますが、ナイターレースだと朝起きてからレースまで時間がありますんでいろんなことが試せて、いい結果に繋がっていると思います。
大岳:辻選手は納得がいくまで整備をされますよね。
辻:1回の整備やプロペラの調整でよくなればそれに越したことはないですよ。
でも、そんなことはめったにないです。
自分のいままでの経験をいかして、ここら辺が悪いんじゃないかなと予測をつけてモーター整備なり、いろんな整備を試しています。だから選手は何度もセッティングし直して、水面で試しているんです。
大岳:宿舎では、どのように過ごされていますか。
辻:レースのことばかり考えれば、本当に夜も眠れなくなりますよ。
ですが、考えればきりがないので、結構みんなと話したり遊んだりしています。
大岳:じゃあ、オーシャンカップにも触れていきたいんですが・・・まだおろして間もないモーターでしたが辻選手が手にしたモーターは前節の優勝モーターだったんですよね。
しかも同期の花田和明選手が優勝したモーターでした。やはり手ごたえはありましたか。
辻:いやいや、『もーちょっとおまえ整備しろよ』っていうぐらい整備されていなかったですよ。これで、本当に優勝したのかと思うぐらいでしたよ。行き脚から悪くて感触としては全然駄目でした。ちょっとヤバイなと思うぐらいの感じでした。
大岳:じゃあ、整備も随分とされましたか。
辻:新しいエンジンだったので、いろんなことを試していけましたね。 行き脚が良くなれば伸びがなくなり、伸びが良くなれば行き脚がなくなりました。オーシャンの1ヶ月ぐらい前の蒲郡48周年記念で使えたプロペラが最初全然良くなくて、モーターが変わってこのプロペラは駄目かなと思っていました。しかし、いろんな整備を試しているうちにそのプロペラがモーターに合い始めて仕上がったかなと思えるぐらいの感じになりました。
大岳:いつ頃、仕上がったんですか。
辻:準優勝戦前の勝負がけのレースですね。結果的には4着でしたが、自分に自信があったので競り合いながら4着に残れて準優勝戦に乗ることができました。
大岳:そして準優勝戦も2着でクリアして、優勝戦までたどりついたわけですが、ナイターレースということで、時間がありましたよね。
辻:時間はありましたね。整備はもうやることがなかったので、プロペラの微調整程度をしてあとは、いかにリラックスするかでしたね。
大岳:辻選手のリラックスする方法を教えてもらえますか。
辻:これは企業秘密ですよ。他の選手がさらに強敵になりますから。(笑い)
ただ、人によって置かれている状態が違いますから、なんともいえませんが僕の場合は、何も考えず無心になったときに一番いいレースができます。
大岳:オーシャンカップでは、SG初優出でしたが緊張しましたか。
辻:誰でも緊張すると思いますよ。でも、僕は枠も外でしたし人気もかぶっていなかったので、わりと気楽な気持ちで優勝戦に臨める立場だったなーとは思います。 |