GT以上のタイトルホルダーが18名で、うちSG覇者が10名。記念レースと遜色ない豪華メンバーが集結してのGV企業杯は、5月の55周年、そして8月のSGMB記念を占ううえでも重要なシリーズとなりそうだ。
シリーズの中心になりそうなのは、赤岩善生、大嶋一也の地元2枚看板と、服部幸男、太田和美、辻栄蔵、湯川浩司の賞金王決定戦常連メンバーで争われるドリームメンバーの6名だ。このうち地元勢は2名だがいずれも近況絶好調。赤岩は2月のGT東海地区選手権優勝を含めて今年は既にV3。昨年の最多勝男の大嶋も、蒲郡では昨年10月の蒲郡菊花ナイト特別、1月の正月レース、2月の蒲郡バレンタイン特別と蒲郡では3節連続優勝中。超強力遠征勢を迎えても、地元で負けるわけにはいかないとの心意気で臨むことは間違いなく、ともに主役は俺だといわんばかりの気迫で他を圧倒する。服部、太田、辻はいずれも黄金のヘルメットを獲得した賞金王ウイナー。さらに当地実績も抜群で、蒲郡では辻はSGを、服部と太田はGTを勝っており、地元2枚看板相手にも容赦なく襲い掛かる。湯川は今や85期銀河系軍団のエース的存在。強気の攻めと的確な機力出しで優勝を狙う。
ドリーム組以外のSGウイナーも目が離せない。市川哲也はSGV4でGTV18、上瀧和則はSGV4でGTV16と獲得タイトル数では艇界トップ級。実績面においてはドリームメンバーと互角以上だ。さらに山室展弘、高橋勲の両ダービー王もここ一番の勝ち方は心得ており、SG覇者の貫禄をみせるシリーズになる。
平尾崇典は直前の徳山MB大賞を制してGTV3、深川真二は1月の地元唐津周年を制してGTV2とした。ともに今年はSG奪取も期待されており、SGタイトルホルダー相手でも一歩も引かずに優勝争いに加わるだろう。星野政彦、吉田徳夫はいずれも現在はA2級とはいえ、GTウイナーでもあり記念戦線でも通用する地力を秘めている。ベテラン勢も、名人の称号を得ている万谷章と山崎毅をはじめ、当地GT制覇実績もある吉田稔、今年から新たに名人戦出場資格を得たGTV3の占部彰二など、キャリア豊富な業師達が巧みな捌きで存在感を示しそうだ。
また記念タイトルこそないが、大澤普司、打越晶、宮武英司、浦田信義、吉岡政浩、竹村祥司などは、一般戦になれば常に優勝争いを演じる実力者ばかりで、機力充実ならばシリーズの伏兵として台頭してきそうだ。若手では、A1級経験もある妹尾忠幸に谷津幸宏、積極的な攻めのレースが魅力の原豊土、当地では常に実力以上の走りをみせる中井俊祐、来期は初のA2級昇格もみえてきた大場広孝、シリーズ最年少ながら近況実力急上昇で地元ファンの期待も集める坂元浩仁らが果敢なスピード戦でシリーズに波乱を巻き起こす。