競艇界の新たな名物レースになったクリスマスナイター。今年もSG覇者から若手人気レーサー、実力派女子レーサーなど多彩な顔ぶれが参戦の豪華メンバーでのシリーズ開催。楽しみいっぱいの冬の夜になりそうだ。 注目を集めるのは池田浩二、赤岩善生の地元若手スタ−。昨年は賞金王決定戦まで駒を進めた池田も、今年は年間130日がF休みという不本意な一年だった。しかし11月の常滑MB大賞で優出3着と再浮上のきっかけは掴んだ。GI初制覇の地元水面でSG覇者の貫禄を見せつける。赤岩も長期F休みで出走回数が不足し、来期はB1級からの出直し。しかし11月の当地新鋭リーグでは堂々のイン逃げで優勝を決め、10戦7勝と抜群の強さをアピール。地元連続優勝で今年を締めくくりたい。 地元2強にとって最大の敵は高橋勲。今年3月の総理杯では痛恨の優勝戦F。これを含めて今年きったF3本は全て優勝戦というのは、ここ一番では絶対にスタートを行くという高橋の真骨頂。休み明けの一戦だが、今年5回目の優勝へ突き進む。2年連続のXマスナイター参戦となるのが秋山直之 。スタート力にやや課題を残すが、艇界ナンバー1の評判もあるターンスピードで他を圧倒すること間違いない。川北浩貴は一昨年の賞金王シリーズ、昨年のグラチャンと2度のSG優出実績があり、記念常連の底力を見せつけたい。大阪期待の実力派若手レーサーの湯川浩司は、今年の笹川賞でSGデビュー。迫力あるターンはさらなる成長を感じさせ、レース内容にも注目が集まる。 女子レーサーも充実。日高逸子は笹川賞で準優進出、ダービーでは節間3勝とSG戦でも活躍。SG級の走りで優勝を狙う。山川美由紀、谷川里江はそれぞれ2度女子王座のタイトルを獲得。山川はGI四国ダービー制覇の経験もある。谷川も軽量を生かした積極的な走りを見せる。角ひとみは笹川賞の常連。当地では昨年4月の男女混合戦で優勝した実績がありここも楽しみだ。永井聖美はF2ハンディを背負い、来期はB1級となるが、現在では女子リーグ戦の主力選手になるまで成長し、ここも目が離せない。また3度女子王座のタイトルを獲得した鵜飼菜穂子、2、3着巧者の久保田美紀、粘り強い走りで優出名人の渡辺千草、準地元で気合の走りを見せたい定野久恵、デビュー3節目の参戦となるが、やまと競艇学校でも優秀な成績を残した西村美智子など多彩な顔ぶれが揃った。 まだまだ強豪がずらり。山一鉄也は昨年のびわこ周年で記念タイトルを獲得している。池本輝明、上平真二の広島勢も記念経験豊富で優勝争いに食い込んできそう。堤健一は平成7年に年間V10を記録したこともある実力者。野田貴博、佐竹恒彦、松元保徳はいずれも来期A1級復帰を決めており、ここを弾みに記念戦線復帰へつなげていきたい。 若手では来期初のA1級昇格を決めた鋤柄貴俊、萩野裕介がその勢いで上位陣に挑む。そのほかにも当地は好相性の北村征嗣、昨年のXマスナイターでデビュー初優出(3着)し、11月の江戸川では5コースから見事なつけまいで初優勝を飾った中井俊祐、来期は初のA2級昇格で兄・則雄とともに活躍が期待される兄弟レーサー吉永浩則ら大阪勢が台風の目になりそうだ。
A1級 池田 浩二