エース機は!?

ゴールデンウイーク戦から使われた蒲郡の現行モーターも4カ月が経過しました。エース機と呼ぶにふさわしい逸機はどれでしょうか!?
20か60号機でしょうね。20号機は宮下元胤選手の時は、出足系でしたが、蜷川哲平選手の時は全部来ていました。調整が合えばパンチも出ます。
60号機は伸び型ですよね。
ええ、誰がどんな形にしても絶対に伸びます。振り返れば、初下ろしの原田通雅選手の時から伸びてましたよね。
次節で小畑実成選手がレース向きに仕上げていたので、どっち寄りかは判断がつきづらかったけど、北山康介選手からはずっと伸びてます。
基本は伸びるモーターと言ってもいいと思います。
ただ、ターン回りには疑問を感じる選手もいるので、直線を求める選手が乗るとグリグリの◎だけど、出足系がないとダメっていう選手が引くとパンチがなくなる可能性はありますね。
それでも、伸びに関してはトップ評価で異論はないでしょうか!?
ええ、ウエスタンヤング(宮島)でも大活躍した村岡賢人選手が乗った時には、シリーズをかき回す存在になるでしょう。
これまでも、いいモーターと呼ばれるのは何機かありましたけど、ここまでインパクトがあるのはあまりありませんでした。伸びに関してはかなりプッシュすることが出来るモーターだと思います。
伸びの60号機に対して総合力の20号機ですかね。20号機は使用前の4月に計測された航走タイムが断トツに良かったんですよ。それを考えるとモーター本来の素性に関しては、20号機が一番なのかもしれませんね。
では、現時点では、どちらか一方ではなく、ダブルエースでよろしいでしょうか!?
そっちの方がいいんじゃないですかね。

その他の優秀機と蒲郡のプロペラ事情

ダブルエース以外はどうでしょうか!?
僕は、モーターのポテンシャルを判断する基準があって、プロペラの形状を止めても出るモーターは力がある。そして回したら伸びが落ちるのに、逆転現象が起きて伸びて行くモーターこの二つに該当するのは、いいモーターだと思っています。
しっかりしたモノサシがあるのですね。
止めて伸びたモーターが、58、60、21。特に21号機に乗った坪口竜也選手は「冬場のペラ」だったそうです。回しても伸びが落ちずに出足系が良くなったのが、64、46、18、70ですね。スタンダードの形で伸びちゃったのが68号機、あとは調整次第ですね。
私は72号機がいいと思います。
ターン回りに関しては素晴らしいですよね。あっ、これも止めて伸びた中に入ります。
蒲郡では「プロペラの形が特殊」だったり「見たこともない形」が出たりする時があります。
67号機のことですか!?
ええ、井川大作選手が一変させたモーターです。
その次に乗った高野心吾選手が2マークで凄いターンをしたのですが、「一生に一度のターン」と振り返るように、自分も思っている以上のターンが出来たのです。
私は小川時光君の時が一番印象に残ってます。
ただ、特殊な形だけに、気温が下がってきてゾーンを外さないといいのですが…。
合わせられたら上位のモーターを喰ってしまうだけの力強さがあります。ヒネリダチと呼ばれる形なのですが、愛知の若手では岩瀬裕亮、佐藤博亮の両選手、遠征勢では永井彪也選手が使っているそうです。

選手目線での比較はどう!?

他に正子さんが気になるモーターはありますか!?
33号機ですね。ただ、最初はすごく良かったけど、最近は乗り手を選ぶようになって来てるかな。
初下ろしの鈴木貴司選手が出てましたし、続く大場敏選手の時は素晴らしかったです。
これもヒネリダチ系かもしれませんね。選手から聞いたりするのですが、蒲郡はそういう形が合うレース場らしいんです。
(大場)敏ちゃんの時に、自分の形に叩くと?マークが付くので大嶋(一也)さんに相談をしたそうです。「回す方向だけど、深いところで回すといいよ」とアドバイスを受けて、そこから良くなったそうです。いわゆるタチヒネリですよね。
33号機は山本良一選手も「何も言うことがない」と話すぐらいでしたし、お盆には60s近い岸本雄貴選手が動いてました。
ただ、ずっと気にしているんだけど、?が付く節もあって…。化ける要素は十分に秘めていると思いますけどね。
短期間に2度あっせんされた選手の比較はどうでしょう。吉田徳夫選手は、60号機と33号機に乗りました。吉田選手は「60ほどじゃない」と話していました。不等号で表すなら【60>33】ですね。このような比較でお二人に聞きたいのが1855号機です。
僕は18号機の方が上だと思いますね。田中豪選手が出ていたし、黄金井力良選手も良かった。それと比べて55号機の方は中の上か中の上の上ぐらいなんですよね。
私も18号機で秦英悟君がかなり良かったですし、男女ダブルの中谷朋子さんも出てました。
確かに見た目は18号機なのですが、お盆に乗った丹下将選手が「この前に乗った18号機より、こっち(55号機)の方がいいですよ」と教えてくれました。
55号機はプロペラを叩いて良くなっただけに、モーターの底力という点ではどうかな!? と思います。
元々、持っている力は18号機の方が上でしょうね。長期的に見れば(18号機が)上になると思いますよ。
では、見る側のジャッジは【18>55】にしましょう。

まだまだ気になる、その他のモーター

もう一時間が過ぎましたし、そろそろ締めましょうか。最後にひとこと伝えておきたいのはありますか!?
2連対率が低いので、ヤングダービーに出られるどうか微妙ですが21号機ですね。初下ろしで中北将史君の動きを見た時に「エース候補だな」と思ったんですよ。
その後、山田豊選手が出てましたよね。坪口竜也選手が手にした時は2連対率が21%だったんですけど、「これ実際は何%ぐらいなの!?」って聞いてみたんです。そうしたら『50%ぐらい』って言ってました。
行き足から伸びがいいという個性がありますよね。
間違いなくいいです。
僕は56号機も気になります。男女ダブルの中辻崇人選手がコーナーの入口から押しているんです。本人も「こういう押し感は初めて。でも出口が…」と不満も口にしていましたが、見た目は良かったです。
「回り足は選手生活で一番」とも話していましたね。
ただ、中辻選手は「プロペラがいいのかもしれない」と言ってました。なぜなら「いいモーターなら伸びが来るから」と。
初下ろしで赤岩善生選手が優勝。トータル9節で6度A級が乗りましたし、その内の5人がA1でした。21号機とは対照的ですね。
あと、46号機も気になってます。
5月の前本泰和選手が圧巻Vを飾りましたし、7月の泥谷一毅選手も上位級でした。
今でも試運転は悪くないのでそれなりに出るとは思いますけど、レースへ行くとイマイチだったりします。何かのキッカケが欲しいところです。いずれにしても、ファンの方にはモーター勝率にだまされるな! 鵜呑みにするな! と強く言いたいですね(笑)

関東地区

関東地区はドリームメンバーの中田竜太選手を始め、7選手がエントリーしています。
埼玉支部の層が厚いですよね。ここは桐生順平選手を中心に、競いながらも団結力があるんですよね。
中田選手6月の丸亀周年でG1初制覇。一歩抜け出しましたが、黒井達矢選手だってここを勝てるだけの実力はありますよね。
秋元哲選手なんかも成績に波がありますけど、侮れない存在だと思います。そう考えると、埼玉勢がポイント上位を独占しても不思議ではないです。
モーターのところでもちょっと触れましたが、メモリアルでSGデビューを果たした永井彪也選手はいかがですか!?
カッコイイですね
好きなタイプなのですか!?
スキ??? 初めてナマ彪也を見た時には、キューンとなってしまいました(笑)東京の子って感じがしますね。もちろん、顔だけじゃなく、今年3優勝も挙げています

近畿地区

東海地区は最後に回すとして、近畿地区にいきましょう。
まだSG経験はありませんが、G1を見ていてヤルぞとアピールしているのが木下翔太上條暢嵩選手でしょう。特に木下選手はG1で3優出です。
女子レーサーの二人はどうでしょう。
遠藤エミちゃんは、自分のレーススタイルを持っているし、SGの舞台も経験しているので心配はないでしょう。
僕も遠藤選手は、仕上げの面で他の男子選手に負けない能力を持っていると思います。
レースではターンの素晴らしさがクローズアップされますが、調整能力の高さが支えているのですね。
彼女はブレないと思います。
今井美亜選手はどうでしょう!?
伸びてどうこうするイメージじゃないので、ターン系が仕上がるかどうかでしょう。展開を突くターン技術はあると思います。

四国地区

四国からは6選手が参戦します。
山田祐也選手は、デビューしてすぐの頃に蒲郡でレースを見ました。その時に面白い子が出て来たな。記念にも行ける子だなと思いました。
昨年は3回も来てますし、昨年12月のルーキーシリーズでは優出2着でした。
実は山口の原田篤志君が彼のことをかわいがっていて、乗艇姿勢とかを教えていたのです。ボートレースは丘の上も大事ですし、地区の違う先輩からアドバイスをもらえるのは貴重ですからね。
僕は四国地区なら島村隆幸選手です。以前、田村隆信選手が「島村はなかなかヤリますよ」とSGウィナーからお墨付きをもらっていました。

中国地区

中国地区はドリームメンバーは不在ですが、男子6名、女子3名を送り込んで来ました。蒲郡との相性なら、海野康志郎選手が3連続優出中です。
8月に蒲郡へ来た時には、「ヤングダービーを見据えて来た」と言ってましたが、結局ノーハンマーで通しました。
僕にもそう言ってましたが、ノーハンマーでした(笑)
今期は勝率を落としていたので、いろいろと試すだけの余裕がなかったのかなと察しましたが…。他にはいますか!?
モーターの時にも挙げた村岡賢人選手。今のボートレースは伸びを付けてまくる選手が少なくなっただけに、攻める姿勢の選手が大好きなんです。
2年前の尼崎大会で優出6着の渡邉和将選手はどうでしょうか!?
さばくタイプでまとめて来る印象ですね。
舟券的には切ることが出来ないけど、面白みには欠けるかもしれません。
復調している守屋美穂選手を始め、女子も3選手います。
いつも言っていることですが、女子選手の勝率は割り引かないといけません。体重のアドバンテージはありますけどね。

九州地区

ドリーム組の篠崎仁志前田将太山田康二選手を含め、優勝候補が目白押しです。
香川の近江翔吾選手もそうなんですが、羽野直也仲谷颯仁選手は、まだ蒲郡を走っていないんですよね。VTRを見る限り、レース内容がいいのは知っています。それだけに、早くナマで見たいとずっと思ってました。
ネームバリューではドリームの3選手ですよね。
篠崎選手はG1で3勝、昨年はグランプリにも出場しています。誰もが認める実力ナンバーワンでしょう。では、前田選手はどうでしょうか!?
前田選手のイメージは、乗り心地やターン系。これまでタイトルに手が届いていないのは、アシにこだわってないからかなと思います。
1マークで攻めるレースが少ないですね。自分でレースを作ることが少なく、ほとんど差しています。
まさにウエスタンヤングの優勝戦がそうでした。ただ、スキを逃さない長所はあります。
今回のようなメンバーの時にはまとめて来そうですね。
山田康二選手はどうですか!?
6月のとこなめでG2を勝ちましたが、蒲郡もヤルイメージですね。
これまでG2以上の優勝戦に4回駒を進めているのですが、全て舟券に絡んでいます。総合力は高いと思います。蒲郡と言えば、女王になった小野生奈選手は、デビュー初Vが当地でした。
小野さん竹井奈美さんは、攻め屋じゃないですか。ヤングダービーの中で攻め切ることが出来るのか!? その辺の対応力が問われそうです。
前年チャンプの松田大志郎選手はどうでしょうか!?
彼はヤリますよ。蒲郡は昨年8月に優勝しましたが、5月には出てなかったけど優出(6着)は果たしました。
ものすごく落ち着いてますよね。作業もコツコツやる方です。

東海地区

最後は地元の愛知勢を含む東海地区です。
デビューからいい時も悪い時もずっと見てますからね。愛知の磯部誠北野輝季佐藤博亮選手スタートが切れるのが一番の武器でしょう。
そうですね。磯部選手スタートが速くてフライングをしない。また、蒲郡ではどんなに悪いモーターを引いても立て直して来ました。いいのをゲットした時にズバ抜けて引き出すことが出来れば、優勝しても驚けないです。
普段はオチャラけている時があるけど、レースに対するプライドは持っている。それだけに、僕も今回はヤルと思いますよ。
北野佐藤両選手地元がアドバンテージになるでしょうね。蒲郡は風向きが一定せずスタートは難しいけど、いつもビシバシと決めてきます。平見真彦選手スタートよりもエンジン出しと道中勝負が身上です。
平見君は(モーター)抽選命だと思います。
もし、いいのを引いた時は舟券的には要注意です。あとでひとつのモーターを振り返った時に、誰がベストパフォーマンスだったかをチェックすると、平見選手だったりすることが多いのです。蒲郡で開催される限り「ハイ牌ドラ2」ぐらいのプラスアルファが見込めます
そして、岩瀬裕亮選手。今回はドリーム発進だし、着順をしっかりとマネジメントすることが出来れば、優勝戦線に絡んで来るでしょう。ただ、冷静さをなくすとダメ。レースを見ていてもカッとアツくなって、まだコーナーは残っているのに、目の前のターンマークで勝負してしまう。その結果、着順を落としてしまう時がある。
持っているものは素晴らしいものがあるので、それを発揮することが出来るかどうかでしょうね。静岡からはG1タイトルを持つ深谷知博選手が出場します。
上手(うま)みはあるけど、面白(おもしろ)みに欠けるかな。
2014年に地元周年を勝った当時を思うと、ちょっと伸び悩んでいますかね。
(服部)幸男ちゃんのグループで、(笠原)亮君ちゃんが最初に面倒を見たのが深谷君なんです。当時、「服部さんからアイツ(深谷)はレースは上手いけど、面白みがない。亮、オマエが鍛えろ」って言われたそうです。真逆の二人ですからね(笑)
三重の二人もダッシュ乗せのいい中嶋健一郎選手とまだまだ伸びシロのある松尾拓選手軽視は禁物です。