2021年も上半期が終了し、7月1日から新級がスタートする。前期はA1の必要出走回数(90走)をギリギリクリアした池田浩二。フライング2本持ちだったが、G1唐津周年を含む5優出3Vはさすがのひと言だ。60日の休み明け初戦の大村をオール2連対V。地力の違いを魅せつけた。池田にとって今夏に当地で開催されるSGボートレースメモリアルが最大目標なはず。今大会は様々な形のプロペラを試す絶好の舞台だが、同時に賞金加算もノルマ。地元ファンの絶大な声援を受けて主役の座は誰にも渡さない。

 田中信一郎は年頭(1月4日)に勇み足をした影響もあって、今年は優勝戦でトップゴールを果たせていない。それでも、レースでの存在感は別格。ましてや一般戦なら、的確なハンドルさばきは一際光る。グランプリ3冠の実力者が真価を発揮する。
 前期は7期ぶりに7点アベレージを記録した佐々木康幸。デビュー4期目に異例の早さでA1に昇格すると、その後は22期連続でキープしている。最大の武器はスタート攻勢。6月の当地周年でフライングを起こしており、その影響は気になるが、それでもスリットで遅れるシーンは考えづらい。SG初V(2011年オーシャンカップ)の水面で躍動する。
 リズムの良さなら中野次郎がピカイチだ。今年は1月の丸亀を手始めに2月の徳山、5月の多摩川と3優勝。活躍は一般戦にとどまらず、3月の住之江周年(優出3着)、4月の津周年(優出5着)、5月の平和島周年(優出3着)と各地で気を吐いている。好成績が認められ8月のSGメモリアルにエントリー。3Vと相性のいい当地で虎視眈々だ。
 5月の蒲郡ボート大賞では優出2着の金田諭。優勝したのはインの仲口博崇だったが、2コースの金田が3カドの内堀学を止めた内容も素晴らしかった。当地の新モーターを経験済みなだけに、強みを生かして序盤からポイントを積み重ねるか。同じ節で優出6着だったのが大橋純一郎。ターン回りを仕上がりの生命線にしており、乗り心地が良くなると自然と成績も向上する。
 地元の優勝候補は池田浩二だけではない。佐藤大介は、いつでもどこでもどんな水面でも安定したパフォーマンスを発揮。枠番を問わず舟券作戦から欠かせない。古川誠之も同様のタイプ。固め打ちは少なくても大敗をしないコーナーワークは称賛に値する。今年は4月の尼崎で2年振りの美酒を味わっており、同時にA1返り咲きも決めた。しぶとい走りで常に勝負圏内に加わる。一方、都築正治は前記両者とは異なるキャラクター。大胆かつ攻撃的なレーススタイルが身上だ。前回のゴールデンウィーク戦は凡機に手を焼いたが、いつもは機歴よりしっかりと引き出す。リベンジに燃えての参戦だ。
 今節は主力陣の層が厚いだけに、A2メンバーがどこまでV戦線に加われるかは未知数だが、中山雄太石田章央寺本重宣間嶋仁志らはA1クラスの実力を持っている。特に中山は、前期にA1復帰を目論んだが、後半に息切れしてしまいボーダーを割ってしまった。今期こそA1はもちろん、自己最高(6.56)オーバーを 目標に気合が入っている。
 他にもゴールデンウィーク戦で優出4着の汐崎正則を始め、川原正明藤田靖弘大谷直弘後藤浩淺香文武南野利騰花田和明らもビッグネームを相手に金星を狙う。