期末の勝負駆けもいよいよ正念場。優勝争いはもちろん、勝率アップを目指す選手の戦いも熱い。いつも以上に激しいバトルが繰り広げられそうだ。

 実力派がずらりとそろったが、齊藤仁が優勝争いをリードする。昨年11月の常滑周年で優勝し、G1通算3Vの実績はだてではない。卓越したハンドルワークは一般戦レベルでは頭ひとつ抜けている。先月の鳴門、尼崎で2連続Vをマークするなど、近況は高いレベルで安定した走りを続けている。SGボートレースクラシック出場の権利を獲得するためにも、1つでも優勝回数を増やしたい。気迫の走りに注目だ。
 北村征嗣にもチャンスは十分。当地は6月に参戦したが、低調機に苦しんで優出を逃した。しかし、直近5節では3優出を果たすなど、蒲郡の相性は上々。3月のクラシックではうれしいSG初勝利を挙げ、大いに話題を集めた。まだまだ成長の底は見えていない。今後は大舞台での活躍が期待される1人でもある。切れ味鋭い走りでV争いを盛り上げる。
 蒲郡巧者といえば杉山貴博も忘れてはならない。今年は1月と5月に参戦し、いずれも優出を決めた。優勝戦は5、6着と、不完全燃焼に終わったが、調整のノウハウは手の内に入っている。行き足、伸びを強力に仕上げ、攻撃的な仕掛けで流れを引き寄せる。
 地元勢では永井源丹下将汐崎正則池田雄祐の頑張りに期待が集まる。永井は、蒲郡は通算15優出4Vのドル箱水面でもある。攻撃センスはG1でも通用するだけの実力の持ち主。しかし、蒲郡の優勝は2019年7月から遠ざかっている。今節こそはしっかりと結果を残し、地元ファンに存在感をアピールしたい。
 汐崎は近況の蒲郡の充実ぶりが顕著だ。今年1月と5月はいずれも優出。近況5節でも4優出と、確実に結果を残している。どんなエンジンでも出足、乗り心地をしっかり仕上げ、大崩れすることなくシリーズを戦い抜く。丹下、池田も底力は一級品だ。エンジン抽選、流れ次第では、優勝の楽しみはある。
 伊藤将吉も侮れない。成績の波が激しいのが難点だが、ボート界屈指のスタート力の持ち主。勢いに乗ってしまえば、白星を量産するケースもありそうだ。小坂尚哉は前回の蒲郡はエンジン出しに苦しみ、無念の途中帰郷。今節はリベンジに燃えている。派手さはないが、的確なターンテクニックで勝利を狙う。
 勢いなら金子賢志も負けていない。6月の三国G2モーターボート大賞の優勝戦は6枠ながら2着に食い込んだ。ツボにはまった時の破壊力は今節の中でも屈指の存在だ。今泉友吾は6月の多摩川でV。記念戦線での戦いを経験し、着実に地力はアップしている。平田健之佑春園功太の三重コンビも虎視眈々とチャンスをうかがう。特に春園は、ポテンシャルの高さは魅力たっぷり。石田章央吉村誠もシャープな走りでファンを魅了する。
 古場輝義中里英夫金子良昭森竜也らベテラン勢もまだまだ実力は健在。コース取りからシビアに動くケースもあり、レース展開、舟券作戦を考えても、興味は尽きない。