10月30日から6日間、月またぎで行われるのは「BOAT Boy CUP G3オールレディースガマの女王決定戦」。人気の高い女子選手45人が出場して熱戦を繰り広げる。

 注目を集めるのは渡邉優美だろう。何しろ近況の充実ぶりはすさまじい。7月の下関G3オールレディースで今年2回目の優勝を果たすと、9月のびわこ一般競走、10月の鳴門G3オールレディースとV固め打ち。しかも鳴門にいたっては完全Vこそ逃したものの、10戦9勝の強さだった。賞金ランクもトップ5に食い込んで、初のPG1クイーンズクライマックス出場に「当確ランプ」。その決戦の舞台が地元・福岡だけに気合もみなぎっており、年末まで一気に走り続ける腹積もりだろう。
 高田ひかるも優勝候補の1人。伸び仕様の調整で、「三重のまくり姫」と称される高田は、豪快な攻めでファンを魅了。8月の浜名湖PG1レディースチャンピオンの準優で見せた6コースまくりも記憶に新しい。今期は10月8日現在で104走して1着が50本。この圧倒的な1着率が特徴だ。
 迎え撃つ地元勢も強力布陣。細川裕子は、今年1月からの勝率で言えば、先に挙げた渡邉も押さえ、メンバー中1位(10月8日現在)に君臨する。11優出で優勝が1度もないのは物足りないが、どんなエンジンでも安定したパフォーマンスを保ち続けているということでもある。宇野弥生は今年6月の蒲郡と8月の徳山で優勝2回。6月の当地ヴィーナスシリーズでは念願の地元初優勝を勝ち取り、笑顔いっぱいだった。今回も持ち前のスタート力を発揮して、当地連続優勝に期待したい。
 また大瀧明日香もテクニックには定評がある。細川同様、優出してもあと一歩優勝には届いていないのは気掛かりだが、G2レディースチャレンジカップ、年末のPG1クイーンズクライマックス出場を目指し、ラストスパートをかけてくる。A2級ながら着実に地力をつけている水野望美も、当地3年半ぶりの優出を目指して、気合たっぷりだ。
 まだまだ実力者はたくさんいる。当地3優勝と実績が光るのは長嶋万記。2016~2018年に3年連続で年間5V以上(2017年は8V)をマークしただけに、今年の優出6、優勝0という数字は寂しいが、当地では昨年のG2レディースチャレンジカップでも優出を果たしており、いつでも力を発揮する。ベテラン・寺田千恵も衰え知らず。寺田はただ1人、9年連続で年末のPG1クイーンズクライマックスに出場し続けている。今年もここまで賞金ランクは女子8位と歩みは順調。しっかりとベスト6に駒を進めて、さらなる賞金加算といきたい。
 また、10月8日の宮島で女子初の通算2600勝をマークした山川美由紀も参戦。今年のPG1レディースチャンピオンでもしっかり優出しており、まだまだ勝負強さは健在だ。
 他にも攻撃力ある堀之内紀代子に、昨年のG2レディースオールスター覇者である岩崎芳美、2015年のPG1クイーンズクライマックスを制している川野芽唯佐々木裕美などタレントぞろい。若手でも大豆生田蒼土屋実沙希、スタート巧者の小芦るり華らも経験を積んできており、V戦線をにぎわすだけの力は十分にある。