年明け2開催目となるシリーズは通算50回目となる「家康賞」。テクニック光るベテランがズラリと顔をそろえ、静岡の次世代のエース候補も参戦して主役に名乗り出る。もちろん攻め活発な若手も登場して、果敢な攻勢で見せ場を作る。混合戦だけあって女子の華麗なさばきにも注目だ。

 深谷知博は静岡支部のエース候補にまで成長を遂げている。一昨年は飛躍の年になった。2月浜名湖周年で2度目の地元G1制覇を決めて実力を証明。その後もコンスタントに活躍。一般戦ではあるが、イン以外からも3Vを飾っていて決定力の高さを見せつけた。迎えた10月大村ボートレースダービーでは、ボート界のトップ級と互角以上に渡り合って優勝戦1号艇をゲット。インから渾身のトップスタートを繰り出して押し切り、待望のSG初優勝を決めた。名実ともにトップに登り詰めた逸材が堂々の参戦。昨年は優勝こそ1回だが、G1で3優出、10月平和島SGボートレースダービーでも優出を果たした。実力の底上げはできていて、大舞台での活躍が目立っている。舞台となる蒲郡では意外にも実績を残せていない。それでも、成長した現状なら鬼門の水面を克服することも十二分に可能。トップクラスの調整力とスピードターンを武器に、要所で勝負強さを発揮してVをつかむ。
 竹田和哉の安定感はピカイチだ。昨年は14優出2Vと、1年を通して安定した活躍を見せた。一昨年の3優出に比べれば成長は著しい。どんな状況でも優勝戦に駒を進めてくるエンジン出しは魅力のひとつ。大敗も少なく、冷静なハンドルさばきも光っている。エンジンを水準以上のパワーに仕上げて、俊敏なハンドルさばきで首位を争う。地元で気合を入れるのは佐藤大介。最近の蒲郡は一長一短であるが、仕上げてくる時は必ずトップクラスの足になっている。マスターズ世代に突入して、テクニックにさらに磨きがかかってきた。秀逸な運びから1マークを攻略して地元の牙城を守る。
 服部幸男の実力も健在だ。前々期は調子を落としてB1にまで降級したが、前期にはA級に見事にカムバック。昨年は2度の優勝を飾っている。毎回破壊力のある仕上がりを誇り、鋭いスタートから豪快に握っていくスタイルで他を圧倒。蒲郡では複数の優勝があって水面相性も上々だ。渡邉英児のテクニックも必見だ。衰え知らずの技巧派で、ハンドルさばきは絶品。期変わりの11月から3優出と、気温が低下して調子を上げている。飽くなき調整と整備でエンジンを仕上げてくる。複数の優勝実績ある蒲郡で、巧腕を駆使して存在感を示す。
 戦法の幅が広い岡祐臣は要所で俊敏なターンを繰り出す。地元の伊藤誠二は持ち味であるスタートの早さは健在。迫力のスリット攻勢から一気に制圧だ。間嶋仁志は妥協なき進入でスロー水域を支配。自慢の巧腕を発揮して好勝負を展開。池田雄一はムラこそあるが、ツボにはまった時の破壊力は絶大。仕上がり次第では十分V争いは可能だ。金子萌はA1に復帰。正確無比なスリット攻勢から、シャープに切り込んで進出。蒲郡は前回(2021年9月)優出しているのも強み。水野望美は11月若松混合戦で優出と男子とも互角以上に渡り合った。熟知している地元水面で、華麗なターンを武器に躍動も十分だ。