
10月の第2節は「幸田町長杯争奪 秋の美味 筆柿レース」。14日から19日まで6日間の日程で争われる男女混合戦となる。

まずはモーター抽選をチェックしたい。8月のお盆戦以降の休催を経て2節目。前検日の3日前まで行われていたGⅠ周年に出場したモーターと、お盆戦以来約2カ月ぶりに出場するモーターでは、プロペラの形や行われた調整に雲泥の差がある。今から挙げる有力V候補もGⅠ周年に不出場のモーターを引いた場合は大きく割り引くことが必要になる。
当地の一般戦で4節連続優出中、そして2021年12月にVを飾った
椎名豊が主役とみる。昨年はSGで1回、GⅠ周年で2回優出するなど地力は確かでコースを問わず強いのも魅力だ。
地元の愛知勢は
前田篤哉が中心となる。6期連続のA1級キープへラストスパートをかけるシリーズ。昨年3月のルーキーシリーズ以来の当地Vを狙う。7期ぶりのA1級復帰へ順調に突き進む宮下元胤も、当地の仕上げは巧みなだけに好勝負は可能とみる。
丸岡正典は当地でGⅢ2回を含む3回のV歴がある。決まり手もまくり、逃げ、まくり差しと多様だ。期初めのフライングが影響して今期勝率は伸びていないが、底力は決して侮れない。
児島のお盆戦を4コースまくりで制した
村岡賢人にも注目が集まる。鳥取県代表として出場した7月のびわこGⅡ全国ボートレース甲子園でも3勝を挙げるなどパンチ力が光る。
A1級が2人出場する111期勢。
堀本和也は3月の徳山モーターボート大賞でGⅡ初優勝を決めて、来年の当地SGボートレースクラシック出場が内定している。当地での経験値を上げたいシリーズだ。昨年9月戦以来の参戦となる
木村仁紀は、前回に続く当地2節連続優出を狙う。
86期勢からもA1級が2人出場する。当地で3回の優勝歴がある
市橋卓士は蒲郡巧者と言えるひとり。10年前のボートレースメモリアルでSG初優出を飾った思い出の水面でもある。7月の尼崎で約3年ぶりのVを飾った
東本勝利が復活の兆しを見せる。最近の当地は優出か予選落ちと両極端だが今回はかなり楽しみだ。
この他では
長尾章平、
森野正弘、
田中豪がA1級として参戦する。長尾は6月に当地を優出したばかりなので記憶に新しい。森野はその1節前の5月に優出実績がある。田中は最近5年で11節の出走と、地元並みの参戦回数を誇る。走り慣れた強みを生かしたい。
女子は8人が参戦する。A1級は不在だが、A2級は
大豆生田蒼、
戸敷晃美の2人が登場。大豆生田は女子のPGⅠ、GⅡの出場回数が増えて充実期に入る。2回目のA1級昇格に向けてソツなく立ち回る。戸敷は前期がF2、今期も1本のフライングがあって順調に走れていない状況。F休み明けの3節目でどこまで立て直しているか。また、現在はB1級だが実力はA級バリバリの
中村桃佳が来る。今年2月に戦列復帰して今期勝率はA1級ペース。90走に届くか際どいが最善を尽くすしかない。力をつける地元の
羽田妃希、当地初参戦の
増本杏珠も要チェックだ。
この他では当地実績豊富な
吉川昭男、昨年5月戦で6勝した
馬野耀に警戒が必要だ。