新年度最初の開催は「日本モーターボート選手会会長杯争奪戦」。4月5~11日の7日間の日程で争われる男女混合戦だ。準優進出戦制度で予選は4日間となる。3月29日が優勝戦のボートレースクラシック直後なので、SGで好気配を見せていたモーターの選手が序盤は有利となるか。

 昨年11月のGⅢマスターズリーグ第9戦を制した服部幸男が当地2連続Vを狙って登場する。昨年はV5。SGボートレースクラシックの選出順位は予備3位で、惜しくも繰り上がり出場は逃した。出場メンバーで登録番号は最も古いが、攻撃力は若手、中堅に負けず迫力満点だ。
 服部の弟子の佐々木康幸も有力なV候補として参戦する。昨年12月戦は転覆後に負傷帰郷。そのリベンジも兼ねる。昨年末の唐津、今年の年明け2戦目の宮島でVと近況は順調だ。
 出走回数不足でA2の竹井貴史だが、昨年後半から覚醒モードに突入した。今期は2月末の時点ですでにV3。勝率は7点台後半と自己最高ペースだ。2、3着の合算より1着回数の方が多い典型的な1着タイプとして覚えておきたい。
 福岡支部は竹井に加えて江夏満益田啓司と直後のPGⅠマスターズチャンピオンに出場する2人のA1も参戦する。江夏は当地で2014年、2018年と2回のV歴があり、そのレースのサブタイトルが『蒲郡巧者集結!』というガマ巧者。益田は昨年12月にびわこのGⅢマスターズリーグを優勝するなど総合力が高い。
 地元の愛知支部勢は、A1キープを狙う佐藤大介、A1復帰へあと少しの野口勝弘が両輪となる。2026年後期級別審査は4月末まで。ともに6点台半ばまで勝率を上げて安全圏に入りたい。2期前にA1を経験した上田健太は、2月のびわこで準Vと復活の兆し。蒲郡初Vを目指す。
 関東勢は齊藤仁桑島和宏の東京支部2人が引っ張る。齊藤は当地で3回の優勝のうち、2回が1コース以外から。まだ12人しか乗れなかった時代のSGグランプリに出場したこともあるオールラウンダーだ。桑島は一昨年、昨年に2回ずつ当地を走るなどおなじみの選手。2月の多摩川GⅠ関東地区選手権で2勝、2着3回と地力は確かだ。
 近畿勢は松山将吾宮田龍馬のA1両者に期待したい。松山は上位の層が厚い滋賀支部の中で着実に地盤を固める。GⅠ2回、GⅡで3回の優出歴があり型にハマったときの攻撃力に定評がある。宮田はデビュー直後こそ苦戦したが、軌道に乗ってからは駆け足でA1まで上がった。今年は2月の平和島で優勝歴がある。東海地区の初Vを目指すシリーズにしたい。
 末永祐輝渋谷明憲馬野耀伊久間陽優はA1昇格の可能性を残した期末バトルとなる。末永はほぼ安全圏で、あとは自己最高勝率を残せるか。渋谷は今年1月、馬野は昨年10月に当地の現モーターを経験している強みがある。伊久間は現在B1でA2も経験していないが、いきなりA1昇格の可能性を秘める。
 女子は大豆生田蒼柴田百恵刑部亜里紗とA2が3人出場する。3人とも昨年10月に現モーターで走った経験がある。この他、A2勝負組として藤田靖弘山口晃朋本橋克洋佐竹恒彦畑和宏らをチェックしておきたい。