メンバーを見た、最初の感想は「本当にGⅡなの?」ということだった。メンバーはかなり豪華。SG戦とまでは言い過ぎでもGⅠだと言っても不思議ではない。何しろ出場52選手中、SG覇者が19人、GⅠ優勝者は33人もいるのだから相当なハイレベルの戦いになるだろう。

 その中でも中心を担うのはやはり地元エースの池田浩二だ。6月13日の尼崎周年を終えた時点で、賞金ランクは4位と、今年も順調に賞金を重ねる。1月のBBCトーナメントから3月の尼崎までGⅠ5連続優出(1V)など相変わらず安定感は抜群だ。当地でも直近5年では18節走って12優出、7Vと抜群の成績を残す。ただ、池田自身は3月のクラシックで予選敗退しているだけに、納得はできていないはずで、今回は雪辱の思いも胸に臨むはずだ。
 その池田にとって強力なライバルとなるのが峰竜太だろう。峰は2023年のボートレースダービーで通算100Vと24場制覇のW偉業を達成。そして、今年3月のクラシックで当地SG連覇を果たしたのも記憶に新しい。峰にとって1番縁のなかった蒲郡だが、今や「パワースポット」と公言するほど、好イメージの水面なのだ。
 地元勢は池田の他に5人が出場。今、勢いが一番あるのは岩瀬裕亮だろう。今年は1月のびわこ秩父宮妃記念でGⅡ初制覇。2010年5月のデビュー以来、16年目にして悲願の特別戦初優勝を遂げた。大会連覇がかかった5月の同大会では優勝戦1号艇ながら中村日向のまくりに遭い、準Vとなってしまったが、直後に行われた宮島周年記念で今度はGⅠ初V。そのリベンジをすぐさま果たしている。今回は〝凱旋レース〟。8月のSGメモリアルに当地代表で選出されていることもあり、恩返しの意味も込めて活躍を誓っていることだろう。また当地で絶大な強さを誇る赤岩善生も当然、闘志むき出しでVを目指して参戦。他にも杉山裕也鈴木勝博吉田凌太朗も特別戦初Vを目指して気合がみなぎる。
 峰以外の遠征勢ももちろん強豪ぞろい。当地でSGV実績があるのは王者・松井繁辻栄蔵守田俊介、かつての地元だった原田幸哉の4人。4月の住之江周年で通算61回目のGⅠVを果たした松井は、ここまでグランプリ圏内の賞金ランクをキープするなど好調だ。また、5月の大村でフライングを切ってしまった原田は、7月のオーシャンカップ後、F休みが控えているだけにこの夏場の特別戦できっちり稼いでおきたい気持ちもあるだろう。
 また、当地周年覇者として名を連ねているのは市川哲也、守田、瓜生正義、池田、赤岩、須藤博倫森高一真の7人。服部幸男石野貴之も当地ダイヤモンドカップでGⅠV実績がある。さらに今年1月に15人目のゴールデンレーサーに認定されたた篠崎仁志岡崎恭裕羽野直也らの強力福岡支部勢や昨年、ボートレースクラシックとボートレースオールスターでSG連覇を果たした若手の佐藤隆太郎も参戦。熱く、激しい戦いになることは間違いない。