算出期間:2024.5.7時点の当地通算成績、SG優勝履歴は直近2節
今年に入って当地は2連続V。2月のGⅠ東海地区選手権では「数字(32%)以上を求めるのなら部品を換えるしかないなと思った」とドリーム戦を前にキャリアボデーとセット交換をして上積みさせた。
続く4月末の一般戦では「今節はサボってました」とノーハンマーを貫いた。独特の表現で話したが、優勝するための最善策だったに違いない。このように剛柔兼備の調整力で華麗なレーススタイルを支えている。今節も主役の座は誰にも渡さない。
昨年は8月の常滑周年からGⅠに復帰。11月のチャレンジカップからはSG戦線にも戻ってきたが、まだ本調子とは言えない現状。やはりGⅠ以上のレースを優勝してこそ完全復活と呼べるのだろう。リズムの問題だけでエンジンを引き出す能力と絶妙なレバー操作に陰りはない。
当地は12年ほどVから遠ざかっているが、かつてはGⅠ52周年記念を制するなど5V。下半期の躍進に向けて反撃の狼煙(のろし)を上げるか。
昨秋の当地ダービーでは、1年10カ月ぶりのSG復帰戦で衝撃のVゴール。同時に通算100Vと全国24場制覇を成し遂げた。劇的な瞬間に場内のボルテージは最高潮。峰も「こんなに感動することはもうないと思った」と当時のウィニングランを振り返る。
これまでのボート人生は決して順風満帆ではなかったが、どんな苦境も乗り越える精神力を持ち合わせている。
4月の児島GⅠ周年では準優勝戦で痛恨のスリットオーバー。フライング休み明けの8月から6カ月間、GⅠを走ることが出来なくなってしまった。引き続きSGは出場可能だが、今年のGⅠ戦はこの当地69周年記念が最後となる。
当地は8優出3V。この中にはGⅠ62周年記念のVやSGダービーの準Vが入っており、ターン力を全面に押し出せる水面がマッチしている。冷静かつ的確なハンドルワークでV戦線に加わることは必至だ。
昨年の若松マスターズチャンピオンでは、3年ぶりのGⅠVを飾り復活をアピール。きっかけをつかんだかに見えたが、9月の住之江GⅠ高松宮記念でフライング、今期始めの地元・津ゴールデンウイーク開催でも勇み足となかなかリズムに乗れていない。
そんな近況ではあるが、地力の高さは確か。当地は16優出5V。GⅠ53周年記念と63周年記念でVボードを掲げている。勝負どころを心得ているのは頼もしい限りだ。
今年もドリーム戦にエントリー。昨年も6月にGⅠ周年記念が開催されたが、その時はSGタイトルを保持していなかった。この一年でグランドチャンピオンを勝ち、グランプリも2年連続で優出3着と充実期に突入した。
当地はデビュー初Vを含め21優出8VとVを量産。ただ、2021年のゴールデンウイーク開催を優勝してからは3年以上も遠ざかっている。SG戦線に定着して走る機会が減ったことが一因だが、それならGⅠの勲章をゲットしてファンを沸かせて欲しい。