2020年ボート界 前半PLAYBACK&ボーダーチェック

2020年の前半は世界規模でのコロナウイルス感染拡大の影響でボートレース界でも無観客レースの実施など
例年にはない対応が余儀なくされました。そんな中でもボートレーサーは激戦を繰り広げファンを魅了。
SGチャレンジカップ編とG2レディースカップ編に分けてご紹介いたします。
  • 常滑通算勝率
  • 常滑通算優出回数

チャレンジカップ
出場選手決定まで3カ月

 長かった梅雨が明け、本格的な夏が到来!これから年末の頂上決戦へ向けてマネーバトルが加速します。
 8月4日時点でSGは4節、GⅠは21節を消化。賞金ランキングを振り返ると、1位の峰竜太は早くも1億円を超えています。2位はクラシック連覇の吉川元浩。SG初戴冠の篠崎仁志徳増秀樹がそれぞれ3位と4位に付けています。トップフォーの共通項は今年のSGウィナー。5位以下の選手もSG戦線で活躍している選手ばかりです。
 チャレンジカップの出場枠は34名。昨年のボーダーは松田祐季の【41,073,410円】でした。ただし、昨年はSGの準優勝戦でフライングが続出。ペナルティーにより4選手(白井英治、峰竜太、吉田拡郎、篠崎仁志)が出場権を失いました。また、通常のフライング休み(吉川元浩、菊地孝平)も加わり、合計6選手が松田のボーダーを超えていながら参戦することが出来ませんでした。
 タラ・レバの話になりますが、単純に計算をすると、正味の34位は坪井康晴の【43,796,000円】。一気に約270万円もハネ上がります。
 今年もすでに白井英治がダービー後にフライング休みに突入するため、チャレンジカップの出場がアウトになりました。ボーダーが下がる可能性は秘めていますが、ひとつの目安として【4,500万円】は超えておきたいラインでしょう。
 ちなみに、現時点での34位は村田修次の【31,281,000円】。残るSGはメモリアル(下関)とダービー(大村)、GⅠが7節(優勝戦が11月3日の桐生周年は除く)だけに、残り3カ月を切って激しい攻防戦が繰り広げられるでしょう。
今後のSG・GI開催スケジュール

レディースチャンピオンを終えて

 プレミアムGⅠレディースチャンピオンが終了。ここからレディースチャレンジカップ(GⅡ)までは女子限定の高額賞金レースはなく、大きな変動が生じないのが例年の特徴です。
 今年レディースチャンピオン終了時点での賞金ランキングをおさらいすると、トップは真夏の女王決定戦を制した平山智加。2位は準Vの守屋美穂、3位が小野生奈とファイナリストが上位を占拠しています。
 レディースチャレンジカップの出場枠は20名。昨年のボーダーラインは西村美智子の【18,867,000円】でした。こちらも5選手が2,000万円以上も稼いでいながら、フライング休みや家事都合により不参戦でした。
 また、女子1位だった大山千広はチャレンジカップに出場。女子のボーダーは実質6人分も下がりました。今年はトップの平山が、現時点で全選手の34位以内に入っていないだけに、女子のボーダーが上がる可能性を秘めています。
 安全圏は2,000万円。以下、ボーダー付近は毎年大渋滞が発生するだけに、選考締め切りの10月末日まで目が離せません。
今後のオール女子戦開催スケジュール