000日
NEWS▶ 9/28 メインサイト公開!
1953年(昭和28年)11月に若松で第1回大会が開催。当時は8艇で行われ、優勝賞金も20万円でした。初代優勝者は友永慶近さん(引退)で決まり手は「恵まれ」。夏や春に行われたこともありましたが、ここ半世紀ほどは秋のSGとして定着しています。
現在の優勝賞金は4,000万円。GRANDE5(歴史あるSG5大競走を制した最初の選手に3億円相当のインゴットを贈呈)の対象レースで、表彰式では3着までに入った選手に、それぞれ金・銀・銅のメダルが贈呈されます。
今年で70回目を迎えるボートレースダービーですが、「最多優勝」は今村豊さん(引退)と瓜生正義選手会長の3V。今村さんは1987年に平和島で初めてダービー王に輝き、翌年は多摩川、一年空いた1990年には戸田でも制し、関東地区で行われたダービーを3タテして伝説を作りました。
瓜生は2010年(桐生)、2013年(平和島)、2016年(福岡)と3年周期でVゴールを決めています。
「ダービー連覇」を達成したのは、前出の今村さんのみ(1987年、1988年)。長い歴史を誇りますが、連覇を成し遂げることは容易ではないことを物語っています。
ダービーはニューヒーローが誕生するケースが多く、何と言っても1992年の平和島大会では、当時21歳9カ月の服部幸男が6コースから衝撃のまくり差し。今村豊さんの持つSG最年少Vの記録を更新しました。いまだに破られていないですし、不滅の記録になりそうです。
その後も1996年(福岡)の上瀧和則を皮切りに、翌1997年(唐津)の山崎智也さん(引退)、1998年(福岡)の濱野谷憲吾、2002年(平和島)の原田幸哉など、後にSGを4回以上も勝つ選手の出世レースになっていたと言えるでしょう。ちなみに、この1996年上瀧から2002年原田までの7年間は、全員がSG初タイトルでした。
直近10年間を振り返ると、2014年(常滑)の仲口博崇、2015年(浜名湖)の守田俊介、2017年(平和島)の深川真二、2020年(大村)の深谷知博が嬉しいSG初制覇を達成。ダービージャケットに袖を通しました。
最後に優勝戦の決まり手は、過去10年間(2013~2022年)でイン逃げが断然の8本、2コース差しが2本で、まくりやまくり差しは出現していません。インが敗れた2回は共に3連単は万舟券が飛び出しています。
ちなみに、そこからさかのぼった10年間(2003~2012年)は、イン逃げが6本、差しは2本、まくり差しが1本、抜き1本でした。更にさかのぼった10年間(1993~2002年)は、まくり差しが最多の3本。逃げ、まくり、抜きは2本ずつ、差しが1本とバラエティーに富んだ決まり手でした。21世紀に突入してからは、優勝戦の枠番が得点率上位選手から内枠を与えられるようになり、加えて枠なりが全盛になったことなど、インの優勝確率がグンと増加しています。