蒲郡通算成績:2023.1.10時点
優勝履歴:2022.1.11~2023.1.10
SGボートレースオールスターのドリーム戦にも2年連続で選出中の超人気レーサー。レースの上手さだけでなく、ファンへの発信力も支持を集める要因だ。
データから深掘りするとインからの逃げは鉄壁で、1着率は最も高い。また2~6コースは、偶数コースでの勝率が高い。これまでG2は2018年の芦屋レディースチャレンジカップをはじめ、2019年の芦屋モーターボート大賞、昨年の桐生レディースオールスターと3V。蒲郡は2019年3月のヴィーナスシリーズを優勝しており水面相性も悪くない。
2019年8月、当地で衝撃のG1優勝を成し遂げたが、不思議なことにその時以来、当地を走る機会が訪れていない。
ようやくファン投票2位の支持を集め久々にあっせんされたが、10月の丸亀で接触事故。重傷(骨折)を負ってしまい長期の戦線離脱を余儀なくされた。
過度な期待は禁物だが、それでも今大会で復帰となれば、ボート界にとっても明るい話題となるだろう。
PG1クイーンズクライマックスは昨年の住之江、一昨年の福岡と1号艇で敗れているが、2年前の浜名湖ではティアラを載せている。また、3年連続でファイナルの絶好枠を手にすることが出来るのは実力者の証し。昨年はボートレースオールスターでSG初優出(6着)を果たし、総合力は女子トップレベルだ。
懸念材料を挙げるとしたらスタートになりそう。今期はフライング持ちに加えて、蒲郡はスタートが難しいレース場としても有名。そこさえ克服すればVの有力候補に異論はない。
167cmの長身だけにウエート管理は大変だが、そこを乗り越えて前期は7.44をマーク。自己ベストを1点以上も更新して女子ナンバーワン勝率に輝いた。また、昨年は徳山、福岡で優勝と進境が著しい。
一番のセールスポイントはスタート力。前期の平均STはコンマ12と常にスリットで有利な隊形を作っている。
今年は女子4大タイトル制覇へ燃える一年。年末に多摩川で開催されるPG1クイーンズクライマックスが最大の目標になる。
昨年は鳴門と丸亀で優勝。レディースオールスターとレディースチャレンジカップのG2戦でいずれも優出4着と女子4大競走のVも視野に入っている。
伸びを求めての一撃にスポットライトが当たりがちだが、それでは上の舞台で結果を残せないと考え道中のコーナーワークも勉強中。一歩一歩、着実に進化を遂げている。
蒲郡はまだVゴールこそ決めていないが、いつ来てもモーター勝率以上に引き出している。キャラクターを全面に出せる水面だ。
昨春はクラシックでSG初制覇。2022年のトップトピックスだった。
クラシック以前にもG1を2V、G2も4Vと実績は他を圧倒。今後も更なる躍進が期待されるが、まだレディースオールスターだけは獲っていない。SG優勝を果たしている選手に女子4大タイトル全冠制覇を問うのは愚問かもしれないが、遠藤には全ての記録を塗り替えて欲しいと願う。
蒲郡は8優出3Vと早い時期から優勝するなど相性は良好。歴代最強女子レーサーのパフォーマンスから目が離せない。