2021年の女子賞金ロードは上半期を終えようとしています。ボートレース蒲郡では6月25日から30日までの6日間、ヴィーナスシリーズが開催されます。上半期ラストの女子戦で7月1日からは新しい格付けになります。ここではひと足早く新級を取り入れ、勝率順に紹介いたします。
 前期に引き続きA1を継続した鎌倉涼(7.67)、遠藤エミ(7.52)、細川裕子(6.73)、大瀧明日香(6.31)、海野ゆかり(6.25)の5選手が初日のドリーム戦にエントリー。別コーナーで触れていますので、ここでは割愛をさせていただきますが、しっかりと個々のキャラクターが確立されています。
 鎌倉、遠藤、細川に続いて4位の中村桃佳(6.62)は、昨年4月の住之江から戦列にカムバック。A1に返り咲きました。攻撃力は今節のメンバーでも屈指の存在。今期は産休前のベストアベレージ(6.83)超えを目指します。
 5位の西橋奈未は、6.61を残して初のA1に昇格。前期は期始めの芦屋でデビュー初Vを果たして勢いに乗りました。スピード満点のターン力が最大のセールスポイントです。
 6位の渡邉優美(6.53)は、3期振りにA1ボーダーを突破。自身4度目の最高ランクです。今年は3月の大村オールレディースを優勝してリズムは上々です。
 8位の宇野弥生(6.29)は、2期振り、11度目のA1に復帰しました。昨年は当地で行われたレディースチャレンジカップをフライング休みで不参戦。獲得賞金額は足りていただけに悔しい思いをしました。まだ蒲郡では優勝を成し遂げていないだけに、そろそろ美酒を味わいたいところです。
 10位の三浦永理(6.25)は、3年半振りにA1勝率をクリア。快スタートから繰り出す強気の攻めが戻ってきました。2017年10月の多摩川オールレディース以来、完全復活を印象付ける優勝に期待が集まります。
 11位の高田ひかる(6.11)は、A2に陥落してしまいますが、今節まではA1あっせんのため、ドリーム戦に選出されています。
 12位の千葉真弥は、8期続けて4点台でしたが、前期は初の6点勝率(6.01)を残しました。3月の当地一般戦でも、男女混合戦で準優入りと地力アップをアピールしていました。
 13位の池田浩美(5.91)は、6点台を割り込んでしまいましたが、4月の浜名湖オールレディースを得点率トップ通過から優勝。キレのあるレースっぷりは健在です。当地は昨年8月の男女ダブル優勝戦を4カドまくりで快勝するなど、相性は悪くないです。
 14位の中川りな(5.74)は、5月の江戸川男女ダブル優勝戦でデビュー初V。3コースから見事なツケマイでした。以前よりターン力が上がっており、今期は初のA1昇格を視野に入れています。
 15位の水野望美(5.64)は、昨年の多摩川レディースチャンピオンで優出6着。GⅠで初のファイナリストに名を連ねました。いつも蒲郡ではエンジン抽選に泣かされていますが、地元Vへの思いは誰にも負けていません。
 16位の原田佑実(5.61)は、大崩れの少ない安定銘柄。枠番に応じた走りで教科書通りとも言えます。
 18位の谷川里江(5.49)は、連続A級在籍22年を更新中。優勝からは4年近く遠ざかっていますが、勝負どころは心得ています。
 勝率ではA2レベルですが2連対率が足りなかった倉持莉々(5.51)は、モデル体型(167cm)のため女子戦になるとエンジン負けするシーンが目立ちますが、レースセンスは非凡なものがあります。
 前期の孫崎百世は自己ベストを更新(4.74)。スロー水域での走りが板に付いてきました。
 B1に降格してしまう犬童千秋(4.70)ですが、フライングさえなければ5点台に回復することは難しくないハズ。蒲郡は水神祭を挙げた思い出の水面です。
 3期続けてB1に甘んじている松瀬弘美(4.69)ですが、4月の浜名湖オールレディースで優出3着。侮れない存在です。
 自己最高勝率の高石梨菜(4.55)と瀧川千依(4.52)を要チェック。高石はダッシュ時の成績こそ物足りませんが、スローでは舟券の対象になるケースが増えています。瀧川は3月の当地一般戦で6コースから2度の2着があるように、アウトコースからでもレースが出来ます。
 浜名湖のアイドルとして売り出し中の柴田百恵を始め、スタートの速い賽森美祐、2~3着タイプの山本梨菜は随所に見せ場以上のレースを提供。穴舟券を買う時には、入れておきたい面々です。
 他にも西澤日花里鈴木祐美子森下愛梨矢野真梨菜笠野友紀恵豊田結橋谷田佳織大石真央鈴木成美本部めぐみ加藤奈月らも軽視は禁物。
 3点に届いていない中北涼山川波乙清水愛海池田なな谷口佳蓮山下奈緒内山七海木村詳子は舟券に絡んで好配当の使者になりたいところです。
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