1月の第2節は企業杯のGⅢ「KIRIN CUP」。14日から19日まで6日間の日程で行われる。グランプリ級のA1を筆頭に、B2は不在でハイレベルな戦いが期待できる。 主役は石野貴之だ。2019、2023年の2回のグランプリを含むSG11冠の大スター。当地では5回のVがあり、最も印象深いのは2017年11月のGⅠダイヤモンドカップ制覇か。昨年10月のGⅠ70周年記念のように伸びに特徴を出すも良し、他にもピット離れで魅せるレースもできる。プロペラの特徴が出やすい当地で超絶技巧を堪能したい。 迎え撃つ地元・愛知勢は仲口博崇、河村了の2枚看板態勢だ。仲口は11月のGⅢマスターズリーグで予選3位通過から優出。これが当地で2年半ぶりの優出だった。もう悪い流れは断ち切ったとみていいだろう。河村は一昨年、当地で3回優出して優勝、準Vが各1回ずつあった。ところが、昨年は正月戦、お盆戦の2回しか走る機会がなかったこともあって優出はなし。どんなモーターでも機歴以上には仕上げてくるので今回は注目したい。 島村隆幸はGⅠ初優勝した2023年から3年連続でGⅠを勝った実力者だ。昨年の丸亀SGボートレースオールスター準優勝戦でフライングを切ってしまい、現在はSGやGⅠ、GⅡに出場できない身。一般戦では高確率で優出しており、当地でも2回の優勝歴がある。有力なV候補と言えるだろう。同じ徳島からは堀本和也も参戦する。現モーターは昨年10月に経験済み。そして、当地SGボートレースクラシック(3月24日~29日)の出場権を持っている。今回走れるのは大きな強みか。 関東勢の注目は3人。中野次郎の2025年は優勝3回。ただ、優勝戦が中止打ち切りになった4月のGⅠ宮島71周年記念で1号艇だった実績がある。当地では11年前のこの大会を含むV3と相性も良い。寺本重宣も昨年の優勝は3回。現在A2だが出足、乗り心地が仕上がれば大物食いも多い。金田諭は昨年こそ優勝はなかったが、長らくA級に君臨する実力者。枠が悪くても巧みにさばいてくる。 九州勢はA1が3人と層が厚い。8期ぶりにA1に返り咲いた高田明は、前回のこの大会以来の当地参戦。前回はインから1勝、4コースから2勝と攻撃力が光った。富永修一は選手生活25年目で初のA1昇格。ダッシュ戦で好配を多く出す選手で覚えておきたい。今井貴士は19期連続A1の超安定株。速攻力もうまさも合わせ持つ。 この他のA1は君島秀三、濱本優一の2人。君島は当地最近3節で2優出と水面相性は良い。濱本の前期勝率6・99は自己最高勝率と充実期に入ってきた。近畿勢の穴は佃來紀。前期はデビュー初優出を含む4優出とブレイクした。ターン力はすでにA級レベルだ。トップルーキーの経験もある中島秀治、あと深井利寿、前出達吉にも注目だ。 地元勢は川上聡介、倉田茂将のA2勢も活躍必至。とくに初A級の倉田は進入も目が離せない。九州勢は北川太一、古賀智之が面白い存在。北川は昨年11月の若松で36回目の優出にして待望の初優勝を飾った。古賀は昨年11月の当地でモーターを強力に仕上げた実績がある。あとは渡邉睦広、津久井拓也、庄司樹良々、三苫晃幸らを押さえておきたい。