日刊スポーツ杯争奪納涼しぶきお盆特別選抜戦 最終日

番記者が斬る!!
最終日のみどころ

いよいよベスト6が出そろった。絶好枠を手にしたのは池田浩。準優も危なげなく押し切って、これで10戦9勝、オール2連対。回り足を中心に舟足は上位の部類で、Sも今節平均コンマ14と的確。通算100回目の優勝へ、死角は見当たらない感じだ。2号艇には北野輝、3号艇には前田滉と準優を1着で駆け抜けた3人が好枠を占める。これに5号艇・赤岩善を加えた4人が初日のドリームメンバーで、ドリーム外からは三重支部の浅香文と中山雄の2人が勝ち上がっている。池田の相手探しになりそうな優勝戦だが、怖いのは3日目から6連勝と完全に波に乗った前田。誰もが認める節イチパワーで、3コースからも今節4勝とセンター枠で結果を残している。進入で動きを見せる赤岩に、S巧者の北野もストップ・ザ・池田に気合が入る。

ここだけのハナシ

これぞ愛知の絶対エースといった感じだ。池田浩が準優も危なげなく逃げ切ってファイナル1号艇をゲット。準完全を狙えるほぼ完璧な取り口で、通算100回目の優勝に王手をかけた。コメントもいつも通りに風格あるもの。100Vへの意識を問われると「特にないよ。数ではなくグレードレースをどれだけ勝ったかだと思う」。SGで11回、GⅠで14回、実に約4分の1を記念戦線で積み重ねてきた池田だけに、その言葉には説得力がある。昨年4月に通算2000勝を達成した時も「何勝したかより賞金を稼いだ方が価値がある」と言い切ったが、内容重視の思いはいつでも不変のようだ。
 ただ、その節目をいつも応援してくれる地元ファンの前で決めるのも池田流。2000勝もこの蒲郡、今回のメモリアルVもきっちりとここで決めてくれるだろう。

●決まり手一覧
※最終日12R終了時点

  逃げ 差し まくり まくり
差し
抜き 恵まれ
初日 7 1 3 1
2日目 5 3 2 2
3日目 7 3 2
4日目 5 3 2 1 1
準優日 5 3 1 2 1
最終日 9 1 1 1

●進入コース別成績
※最終日12R終了時点

    コース
1 2 3 4 5 6

1着 7 3   1   1
2着   3 3 3 1 2
3着 2 1 3 4 1 1
2

1着 5 3 1 3    
2着 2 4 3   2 1
3着 4 1 1 3 2 1
3

1着 7   3 1 1  
2着 2 4 2 2 2  
3着 1 4 5 1 1  
4

1着 5 2 2 1 1 1
2着 2 2 4 2 1 1
3着 1 2 1 4 2 1


1着 5 1 3 2 1  
2着 4 2 2 1 3  
3着 1 3 3 2 2 1


1着 9   1 1 1  
2着 1 3 2 5   1
3着 1 3 4 2 1 1