湯川浩司がのっけから快速モードでシリーズを爆走!
杉山正樹と北野輝季が行く手を阻む!
2月28日から3月6日まで行われるのは男女混合による「愛知バス杯争奪 ABCツアーカップ」。7日間にわたる長丁場の優勝争い。予選は4日間(9Rまで)、5日目に準優進出戦(8~11R)、6日目に準優勝戦(9~11R)、そして優勝戦という勝ち上がり方式となる。 シリーズの主役を担うのが湯川浩司だ。SG4V、GⅠ13Vと実績は他の追随を許さない。当地では2020年4月の「GⅠオールジャパン竹島特別開設65周年記念競走」の制覇歴がある。最大のストロングポイントは〝快速王子〟と称される調整手腕。好素性のモーターはもちろん、いわゆる凡機の類いでも湯川の手にかかれば上位レベルに仕上げてくる。最近は伸びを付けることが多いが、外枠の時はスローへ向けてくるなど、バリエーションは多種多彩。初日メインのドリーム戦は1枠で出走予定。誰よりも早く調整を手の内に入れてVロードを突っ走る。 地元の杉山正樹が湯川にとって最大のライバルとなる。2016年後期から20期連続でA1をキープ。記念でのVこそないものの、全国各地で高いレベルで成績をまとめる。コース不問の自在巧者のイメージをもたれがちだが、チルトをMAXに跳ねての強伸び仕様を施してくるなど、ここ一番での思い切りの良さも魅力のひとつだ。当地は2021年12月の「テレビ愛知杯争奪2021Xマス&ファイナルカップ」から8節連続で賞典レースに進出中。うち5優出2Vと好歴を残す。確実さと大胆さを織り交ぜた取り口で好勝負を繰り広げる。 地元と言えば、北野輝季の存在も忘れてはいけない。こちらは2022年後期から8期連続でA1ランクイン。ここ2期は7点台の勝率にあと1歩に迫るなど、充実ぶりがうかがえる。当地の戦歴は2023年以降の7節で5優出2Vと杉山と比べても決して引けを取ることはない。当然とばかりにベスト6に名乗りを上げるとみた。 まだまだA1レーサーはそろっている。山本寛久は当地で5度の優勝歴。これは杉山の8度に続く、今節のメンバーの中で2位の数字。マスターズ世代に入っても変わることのないアグレッシブな取り口で白星量産にかかる。池田雄一は静岡支部の名バイプレーヤーと言うべき存在。地道な努力を積み重ねて現在の地位を得た。攻守にそつのない手腕をふるう。平田健之佑は今年に入ってからややペースダウンしているだけに、リズムを好転させたい。中田元泰は2019年1月以来と当地は実に久々の参戦。ブランクをどこまで埋められるかが、V争いに生き残るための鍵となりそうだ A2に目を向けると地元の大須賀友に期待が集まる。とにかく研究熱心でペラ調整に関しては一家言を持つ。また、人気急上昇中の松田真実の師匠としても名をはせるなど、後進の育成にも辣腕(らつわん)をふるう。小池哲也と佐々木翔斗の大阪コンビも軽視は禁物。小池は弟の修平と切磋琢磨。デビュー当初に感じた線の細さは消えて、レーサーとしてすっかりたくましさを身に付けた。佐々木はA1返り咲きへ向けて奮闘を約束する。ただいま成長真っ盛りの藤田俊祐も当地のファンに名前を大いにアピールしてもらおう。 女子で特注と言うべき存在なのが、宮崎安奈と藤原早菜の128期コンビだ。宮崎はプロバスケットボールの世界からボートレーサーに転身。若手有望株が多い埼玉支部の中で揉まれてメキメキ成績を上げて、初A級も時間の問題となってきた。藤原は宮崎よりひと足先にA級入り。2月の下関中国地区選で追加参戦ながらもG1の舞台を経験して最終日には初勝利を飾った。得たものは大きいだけに、臆することなく男性陣と渡り合いたい。