将来の愛知支部を担う・吉田裕平の始動戦GⅡ甲子園Vの大峯豊ら強豪も虎視眈々だ
フライング休み明けの吉田裕平が地元で好発進を誓う。近年は7点を楽々と超える勝率を残していたが、記念レギュラーになって少しアベレージを落とした。それでも前期は6.86と十分な成績。実際に今年は1月の芦屋周年優出②着を始め、2月の東海地区選手権は優出③着。4月の住之江周年は優出⑥着とGⅠ3優出なら及第点だろう。秋には地元の常滑でSGチャレンジカップが開催されるだけに、そこへのエントリーは是が非でもの思い。愛知の近未来を背負う逸材が大舞台へ向けて始動する。 実績ならSG2冠の土屋智則と片岡雅裕がリードだが、両者ともなかなかリズムに乗り切れていない。今年の土屋は8月10日現在で1優出のみ。4月の地元・桐生周年記念こそ優出②着と気を吐いたが、なかなか一般戦でも結果を残せていない。それでも当地は相性のいい水面。昨秋の蒲郡70周年記念こそ初戦にスリットオーバーをしてしまったが、過去には3連続Vを含む6優出4Vと当地でのエンジン出しを得意としている。 前期の片岡はA1ボーダーに届かず、7月からは9年振りのA2にあまんじている。今期も5月に秩父宮妃記念杯(びわこ)で勇み足をしてしまい、苦しい船出となったが、翌節の鳴門一般戦でVを飾るなど、随所で踏ん張っている。吉田と同じくフライング休み明けになるが、キレのある俊敏ハンドルで存在感を魅せつけるか。 大峯豊は40歳を過ぎて、これまでの経験値が好結果につなげられるようになった。昨年のSGメモリアル(若松)優勝戦では、新田雄史に競り勝ってSG初優出にして銅メダルを獲得。今年は7月のGⅡ全国ボートレース甲子園(戸田)では3カドからまくって2つ目の特別戦V(もう一つは2010年中国地区選手権)を飾った。勝率も常にハイスコアをキープしており、10月に開催されるSGダービー(尼崎)の出場切符も手に入れている。 リズムの良さなら大上卓人も負けていない。今年は3月の当地クラシックでSG初優出を果たし、7月のSGオーシャンカップ(びわこ)でもファイナリストに名を連ねた。どちらも6着だったが、優勝戦の緊張感を味わい更なる成長を遂げている。 今期はリズムを取り戻すことに専念しているのが中辻崇人。今年は2月の丸亀一般戦で4艇の集団フライングに加わってしまい、3月の当地クラシックでは6コースからコンマ01の勇み足と前期はフライング2をしてしまった。4月のPGIマスターズチャンピオン後に90日のフライング休みに入り、7月29日の唐津一般戦から戦列に復帰している。スタート勝負は出来ない立場だが、モーターを極限まで引き出して見せ場を作るか。 A1キープに燃えているのが品川二千翔。B級を脱するのに6年の時間を要したが、A2に上がってからは2期で卒業。7月からはA1の看板を背負い、今期も7月に平和島でVをするなど活躍している。これまで2度の当地戦はいずれも予選落ちだったが、メキメキと力を付けているだけに軽視は禁物だ。 最後に愛知勢は、冒頭の吉田裕平以外にも鰐部太空海、宮下元胤、服部達哉、西川新太郎、橋口真樹、高野心吾が参戦。鰐部は今期フライング2だけに辛抱のレースになりそう。当地を走る時は2割増しの評価が必要な宮下が気合の入った走りでV戦線に絡んでくるだろう。3期振りにA2に返り咲いた服部も、いい時の走りに戻っているだけに舟券作戦には加えたい一人だ。