
1号艇
末永和也
5084 / 佐賀

4号艇
瓜生正義
3783 / 福岡
好枠の末永和也が圧倒的なパワーで寄せ付けなかった。「ターンの出口がすごく進んでいたし、出足はトップ級ですね」とニッコリ。「優勝戦の枠番は2枠でも3枠でも(優勝が)狙える足です」と仕上がりには胸を張っていた。
ピット離れで後手に回った瓜生正義だが、何とか5コースを確保。そこからコンマ07のトップショットを決めてまくり差しに構えた。「スタートで先行していたのもあって1マークの景色が見やすかったです」とスタートでコースをカバーしたことが大きかった。
2コースの辻栄蔵(4着)と3コースの太田和美(5着)は両者とも「準優に入るとみんながエンジンを出していましたね」と機力面を敗因に挙げていた。

1号艇
深谷知博
4524 / 静岡

2号艇
高橋竜矢
5015 / 広島
ここもピット離れで入れ替わりがあり、後手に回った吉川元浩はそのまま6コースで辛抱した。進入でかき乱されることのなかったスロー3者がゼロ台の踏み込み。インから逃げた深谷知博は「しっかり幅を取ることができたし、舟の返りも良かったです」とスタートを決めたことで余裕を持ってターンをすることができた。
2コースから一番差しで優出切符をつかんだ高橋竜矢は「フルショットのスタートが行けました。1マークは上(外)を行ったら飛ばされると思ったので、外にハマらないように回りました」と、こちらもスタートでリードしたことがGⅠ初優出につながった。
3コースの畑田汰一は「いいと思っていたけど、いい人とは足の差を感じました」と内枠の二人には白旗。4カドの杉山裕也は「スタートが遅かった。もう少し前にいる感じでした」とコンマ20のスタートを悔やんでいた。

1号艇
平本真之
4337 / 愛知

3号艇
井口佳典
4024 / 三重
準優ラストカードはピット離れが明暗を分けた。3号艇の井口佳典はピット離れ仕様で臨み2コースを確保。一番差しで食い下がり優勝戦に駒を進めた。「スタート特訓で定松選手がめちゃくちゃ出ていたので、これでは(優出が)ないなと思ったのでピット離れを飛ばしに行きました」と思惑通りにレースを運べたことを明かした。
平本真之の勝因はインコースと気合。「準優に入ると足の差を感じたし不安でした」と吐露。「優勝戦はリングを変えてプロペラもやってみます」と上積みを狙った作業に取り組む。そして優勝戦の意気込みについては「必ず逃げます」と自身に言い聞かすように話した。
2枠の定松勇樹は6コースが大誤算。「足は仕上がっていたけど、井口さんのピット離れが良すぎました。本当に申し訳ない気持ちです」と頭を下げた。
4カドが手に入った池田浩二だが、チルト2度の澤田尚也に伸びられて苦しい隊形に。「あれは想定外だった」と最終的には3着まで追い上げるのが精いっぱいだった。