昨年は10優出1V。年末の12人に滑り込み優出3着と格好はつけたが、本来の走りは影を潜めていた。今年は5月終了時点で8優出4V。キレのある走りが完全に戻っている。1月の当地戦は豪快な4カド一撃を決め、その後も多摩川、びわこ、徳山と優勝を量産。スピードターンを支えるプロペラの完成度が高まっていることが原動力だ。蒲郡は早い時期から優出、優勝を重ねたように相性は良好。今節も圧巻のレースを披露する!
 2004年(多摩川)と2016年(津)にレディースチャンピオンで優勝している実力者だが、不思議と蒲郡では優勝の美酒を味わっていない。走りが合う合わないと言うよりも、巡り合わせや出場機会が少ないことが原因だろう。その点では今シリーズは買い材料が十分だ。3月の当地一般戦で優出2着。男子レーサーを相手に気を吐いた。モーターは更新されているが、調整やスタートのイメージはプラスに働くだろう。全国22場目の優勝を狙って静かに燃えている。
 今年は5カ月が経過して優勝こそ果たせていないが、5度の優出と手堅くファイナリストには名を連ねている。安定したさばきが身上で女子賞金ランキングも12位前後に付けている。
 地元の蒲郡は優勝にこそ届いていないが、2019年のレディースチャンピオンは銀メダル、翌年の東海地区選手権は準優入りと的確なコーナー戦で存在感をアピール。今節はドリームシードから念願の当地初Vを目指して初日から攻勢をかける。
 前期は産休後の自己ベスト(7.67)をマーク。7月から適用される女子ナンバーワンに輝いた。産休前には7.78を残しているだけに、今後の伸びシロも期待出来る。
 鎌倉が優勝したレース場を振り返ると全国9場で優勝歴を残し、その内の6場で複数回勝っている。現時点では、得意なレース場で徹底的に勝つタイプと分析することが出来る。
 蒲郡の出場機会は少ないが2014年、15年とオール女子戦を連続制覇。ドル箱水面のひとつで躍進を誓う。
 今年は8優出。3月戸田オールレディースを皮切りに5月の徳山オールレディースまで7連続優出と好調モードを継続している。オープンコースから繰り出す機敏な立ち回りは特筆に値する。それだけに、インコースでもっと勝てるようになれば、女子GⅠタイトルにも手が届くだろう。5度のGⅠ優出が全てレディースチャンピオンと夏場はドンとコイのタイプ。ドリーム戦はダッシュ枠になったが愛知のエースは不動の座。地元の牙城を守る。
 まさに諸刃の剣だ。これまでに前期を含むF2を3度経験。過去10期間でフライングをしなかったのは2度しかない。1マークの決定力は女子レーサー屈指のレベルだが、その分の代償も払っている。勝ちたい気持ちをコントロールすることが出来た時に本格化するだろう。
 蒲郡は好戦するかフライングかの両極端になりがちだが、優勝戦まで駒を進めた3回は全て舟券に絡んでいる。F休み明け3節目で全開の走り魅せるか。
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