蒲郡女子戦成績:2023.2.1時点
近年は地元のエースとして愛知支部を牽引。2022年末のPG1クイーンズクライマックスはファイナルに駒を進められなかったが、道中でのコーナーワークはトップレベルと遜色はない。
課題だったインコースからの走りは1~2年前よりも1着率が増加。得意の2コース差しは絶品の域に達している。
スタートに関してもホームプールならいつも以上に期待していいだろう。女子4大タイトル奪取へ機は熟している。
昨年は3月の津G3オールレディース優勝戦で痛恨の勇み足。ペナルティーにより夏場以降は男女混合戦が主戦場になった。A1キープは果たせなかったが、6点A2なら及第点。むしろ男子を相手に地力が強化された印象の方が強い。
自らを「スロースターター」と話すように、序盤は調整面で試行錯誤を続け中盤から成績が良くなるタイプ。それでも、現行モーターになって5度目の当地参戦なら、初日からの快速仕立ても十分に可能だ。
細川、大瀧がさばきタイプなのに対して宇野は攻撃派。通算優勝18回は彼女らよりも大きくリードしている。
周知の通り持ち味はスタート力。常にスリットでリードを奪いライバル達にプレッシャーをかけている。また、年末のG3戦のように冷静な立ち回りも可能なことが強みだ。
2012年の大村モーターボート大賞では男女混合G2を勝っており、ここ一番での勝負強さは折り紙付き。近年は2021年のヴィーナスシリーズVなど蒲郡でも良績を残している。
昨年は4年間続けていたA2から陥落してしまったが、すぐさま立て直し今年からはレギュラーポジションを取り戻している。
蒲郡は学生時代にピットレポーターの見習いとしてアルバイト。そこから選手になった経緯があるだけに、誰よりも当地で優勝したい思いが強い。かつては、それが過度な力みとなり空回りしてしまうことが多かったが、最近は冷静に走れるようになっている。地元ファンの声援を受けVだけを見つめる。
2020年のびわこPG1ヤングダービーでは準優勝戦でもしやのシーンを演出。同年の住之江G3オールレディースでは初Vを飾った。また、2021年1月のびわこヴィーナスシリーズも優勝するなど、順調に成長曲線を描いていた。
ところが、出走回数不足によりB2へ陥落。今は狂ってしまった歯車を軌道修正するために全力で取り組んでいる。
そんな姿にファンが猛烈な後押し。今大会は復調をアピールする絶好の舞台だ。