地元きっての速攻派・野中一平がスリットからレースを支配!
河合佑樹や松田祐季がテクニックで応戦。
今回で54回目とボートレース蒲郡きっての伝統を誇る「エフエムEGAO杯 家康賞」が1月23日から28日までの6日間開催。男女混合戦で行われる。 野中一平がV争いの先頭に立つ。2026年前期適用勝率は6.56で2期ぶりにA1級に返り咲いた。持ち味は恐れを知らないスタート力。とにかく早い。いったん勘をつかむと、これでもかとばかりに強気一辺倒のスリット攻勢を仕掛けてくる。それが地元の当地ならなおのことだ。2019年5月の「日本財団会長杯争奪戦」から前年の「中日スポーツ杯争奪 新春特別覇者決定戦」まで18節連続で賞典レースに進出。うち12優出2Vと実績は参加メンバーの中でも群を抜く。度胸満点、まさにイケイケの走りでシリーズを引っ張る。 河合佑樹が打倒野中の1番手に名乗り上げる。2024年11月の下関チャレンジカップでSG初優勝。同年のグランプリ(住之江)に初めて出場を果たした。さらなる活躍が期待された昨年だったが、選考順位は29位で2年連続の出場はならなかった。総合力で勝るだけに、今年は是が非でも年末の大舞台に立ちたい思いであることは想像に難くない。当地はこのところ、ひと息の成績が続くものの2017年1月、2019年3月と2度のV歴があり、決して相性が悪いわけではない。自身の生命線たるグリップを強化して、的確なテクニックを駆使。存在感を見せつけにかかる。松田祐季も負けてはいられない。新勝率6.66は河合の6.92に次ぐ数字。「北陸のジャックナイフ」と形容される鋭いハンドルは、コース、展開を問わない。当地前回は、オール3連対で優出したが、優勝戦は3着惜敗。蒲郡初Vへ切れ味勝負に打って出る。 野中以外の地元愛知勢では山崎哲司に注目したい。前期はフライング2本を喫したものの、A1の座を守り抜いた。当地Vは2012年8月の「日刊スポーツ杯争奪 納涼しぶきお盆特別選抜戦」以来遠ざかってるとはいえ、通算5度のVはメンバー中最多。地元で久々の美酒に酔いしれるか。黒野元基は2024年に4度、2025年に3度のVと勝負強さが備わってきた。秋口から調子を上げていることもあり、当地での初Vに期待が高まるばかりだ。池田雄祐は2期連続でA2級に甘んじているとはいえ、確かな実力は誰もが知るところ。シリーズを盛り上げることは間違いない。ベテランの域に達した杢野誓良や着実に成長カーブを描く鈴木章司も地元水面なら勝率1点増しの評価が必要だ。 遠征陣では一瀬明に榎幸司、松崎祐太郎が好走を約束。いずれもけれん味のない取り口を身上とする。いち早く好調の波に乗って地元勢の行く手に待ったをかけたい。正木聖賢はコース取りに一切の妥協なし。深イン上等とばかりにスロー水域から他艇に睨みを利かせる。原豊土、渋谷明憲、馬野耀も好勝負は必至。2期前にA1級の経験がある篠原飛翔や、初のA2級に昇格した松田淳平は持ち前のスピード戦で渡り合う。 女子レーサーでは何と言っても勝浦真帆の名前が目を引く。2024年10月の当地ヴィーナスシリーズで待望のデビュー初V。続く12月の当地クイーンズクライマックスシリーズでもVと、蒲郡をきっかけとして大いなる飛躍を遂げた。今期は勝率を下げてB1級に降格となったが、近況は復調ムード。ましてやドル箱といっても過言ではない水面だけに、決して侮ることはできない。廣中智紗衣の新勝率6.59は女子の中でトップ。コーナー勝負に重きを置くタイプで派手さはないが、その分安定感は十二分。生まれ故郷の蒲郡で奮闘を誓う。向井美鈴と野田彩加の山口支部師弟コンビも負けるまいと見せ場をつくり出す。